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禁じられた声

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原題:Forbidden Voices
監督:バーバラ・ミラー
2012 年/スイス/96 分/ドキュメンタリー/
制作:Das Kollektiv für audiovisuelle Werke GmbH/
配給:Kristen Fitzpatrick, Director of Acquisition & Exhibition


キューバ、イラン、そして中国。言論統制が厳しく、国家の政策を批判した者には厳しい処罰が科されるこれらの国に、ブログやソーシャルメディアを通じて人権侵害を告発している勇敢な女性たちがいる。自宅軟禁、政府当局による暴行、監視や盗聴など、日常的に危険に晒されながらも、彼女たちは世界に真実を発信し続ける。政権を批判し政治囚の釈放を呼びかけていることで有名なキューバのマリア・サンチェス・コルデロを中心に、中国の曾金燕、イランのファルナズ・セイフィの3人の女性を追いかけ、正義を貫こうとする彼女らの苦悩と闘いを描いた作品。2013年サン・セバスチャン人権映画祭アムネスティ・インターナショナル賞受賞。


バーバラ・ミラー監督から、メッセージが届きました!

『禁じられた声』の撮影は困難を極めました。
中国、キューバ、イランに撮影許可証なしで入国しなければならず、しばしば、隠しカメラで撮影しなければなりませんでした。キューバのヨアニ・サンチェスは常に監視下にあり、彼女を撮影しているところを見つかれば、私たちはすぐに逮捕されたでしょう。中国の曾金燕の軟禁状況はとても厳しく、彼女の自宅前に三度も行きましたが、中に入ることはできませんでした。幸いにも、曾金燕が自身を撮った映像を国外に持ち出すことはできました。イランでは、撮影カメラマンが二度、逮捕されました。それは非常に緊迫した瞬間でした。
それでも、私たちの困難は、人権と言論の自由のために平和的に闘い続けている勇気あるこの3人の女性たちに比べれば、大したことではありません。
政府が恐怖、検閲、暴力によって真実を抑圧する国のなかで、声を上げ、市民による社会を築こうとする類まれな彼女らの勇気が、私たちを鼓舞するのです。

Short message from director Barbara Miller about FORBIDDEN VOICES

Shooting for FORBIDDEN VOICES was very difficult. As a film crew we had to enter China, Cuba and Iran without a filming permission and often had to work with hidden cameras. In Cuba Yoani Sánchez was under permanent observation and if they would have caught us filming with her, we would have been arrested immediately. In China the house arrest of Zeng Jinyan was so strict, that even being in front of her house three times, we never managed to get through to her. Fortunately we were able to get some material out of the country she filmed herself. In Iran my cameraman was arrested twice. These were very tense moments. But our difficulties were nothing compared to what these three courageous women are going through in their peaceful fight for freedom of speech and human rights. Their outstanding courage to speak up and start to build a civil society in countries where the truth is repressed by authoritarian governments through fear, censorship and violence, can be an inspiration for us all.

監督プロフィール

バーバラ・ミラー
バーバラ・ミラー監督:スイス、チューリッヒ生まれ。『戦場のフォトグラファー』のクリスチャン・フレイ監督のアシスタントを2年間務めた後、2001年よりドキュメンタリー監督となる。反グローバリゼーションやDVなど社会的テーマを扱う作品を多く発表。今作品が初の長編ドキュメンタリーとなる。