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蒼のシンフォニー

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監督:朴英二
2016年/日本/95分/ドキュメンタリー


文化などを学んでいる。街を歩く生徒たちを見て、朝鮮人だと気付く人は誰もいない。見た目も話す言葉も日本人と変わらない彼らは、高校3年生になると、"祖国"である朝鮮民主主義人民共和国を訪問し、日本のメディアでは目にすることのできない「北朝鮮」の姿を、自身の心と体で感じ取る。ヘイトスピーチの脅威、高校無償化からの除外、「どうして日本人にならないの?」と問いかける「善意」の人びと。そんな逆境の中、堂々と前を向き、しっかりと夢を語る彼らは明るく笑い、歌う。"蒼"は青春の空の色。響きわたる希望のシンフォニー。

【朴英二監督のことば】

日本で生まれ育った在日コリアンの子どもたちが通う朝鮮学校は、日本各地に約60校存在する。 日本の植民地から解放された在日が、子どもたちに母国語や民族の文化を教えるため作った学校だ。70年という朝鮮学校の歴史はさまざまな差別と闘い困難を乗り越えてきた歴史である。

現在も朝鮮学校は、「高校無償化」からの除外や地方自治体による補助金の打ち切りなどのさまざまな制度的差別の対象にされ、また生徒たちはヘイトスピーチにさらされる状況にある。政府やメディアは「朝鮮学校は北朝鮮と関係があるから問題がある」と言う。「関係」と一言で済まし、その「関係」とはどのような関係なのか?についての説明はない。私自身、朝鮮学校の卒業生の一人として、「朝鮮学校と祖国との関係と歴史的経緯」について今一度考えてみたいと思い、生徒たちの2週間にわたる祖国訪問に同行しカメラを回し続けた。「北朝鮮」は核やミサイル、人権問題などさまざまな問題を抱えているのも事実だが、この映画ではメディアではなかなか見ることができない人びとの素顔が映し出される。