English

  1. ホーム
  2. キャンペーン
  3. シリアキャンペーン
  4. 近隣諸国で助けを待つ人たち:パレスチナ難民 カシムさん

近隣諸国で助けを待つ人たち:パレスチナ難民 カシムさん

シリア人だけではない、難民の現状

opentosyria_case01.jpg象皮病で苦しんでいるカシムさん

「シリア難民」といっても、シリア人だけが苦しんでいるのではありません。シリアにいたパレスチナ難民もシリア危機により、シリアから近隣諸国の難民キャンプへと逃れています。

パレスチナ難民のカシムさん(34)は2013年の夏、シリア政府軍の空爆によって家を壊され、レバノンに避難しました。現在も、息子、娘、そして妊娠している妻と一緒に、レバノン国内の難民キャンプで暮らしています。

カシムさんは象皮病(寄生虫による感染症)という病気にかかっていますが、キャンプでは適切な治療を受けることができません。シリア危機以前に受けた手術中のミスが原因で、両足が切断されるおそれがあります。

娘も同じ病気にかかっており、アムネスティの調査員と話をしているうちに、娘のことが心配で、カシムさんは何度も涙を流しました。

カシムさんの話

「毎回の治療を受けているとき、死を覚悟しています。私が治療を受けられるかどうか、本当はどうでもいい。娘を治療してもらいたい。」

去年(2013年)の夏ごろ、政権側の攻撃により、私が住んでいた地域に何回も空爆がありました。私は爆撃で、鼓膜と頭がい骨に損傷を受けました。家は破壊されましたが、私たち家族は辛うじて国外に逃げることができました。

私には、娘1人、息子1人と妊娠している妻がいます。今は、ブルジバラジネ・キャンプ(1948年、レバノン・ベイルート南部につくられたパレスチナ難民のためのキャンプ)で暮らしています。ここに来る前は、ベイルートの近くのブルジハムードのある倉庫に一カ月間住んでいました。でも、そこはネズミが多くとても住めなかったので、ここにやってきました。

私は象皮病という病気で、この病気にかかってから17年になります。シリアにいた時は薬を飲み、手術を三回受けました。私の足は治療を受けないと、ますます悪化し膨らんでいきます。

14歳の娘も同じ病気で苦しんでいます。前回のラマダン(断食期間)のとき、地元のNGOの医師に診てもらって、象皮病と診断されました。

私たちには治療費もありませんし、この地域では治療できるところもありません。私はヨルダンで一回手術を受けたのですが、手術ミスがあったため、両足とも切断することになるかもしれません。

国連は私たちを助けてくれません。私は毎回の治療を受けているとき、死を覚悟しています。私が治療を受けられるかどうか、本当はどうでもいいのです。娘を治療してもらいたいのです。

このページをご覧になった方へのお勧め

前へ

次へ