行方不明の夫を探して逮捕されたエジプトの女性を助けて!

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ハナン・バドル・エルディンさんは4年前に行方の分からなくなった夫の消息を突き止めようとして、逮捕されました。そして「禁止されている団体」のメンバーだという根拠のない容疑で、今も拘束されています。

エジプトでは、警察や治安機関によって連れ去られ、そのまま行方不明になった人が何百人もいます。ハナンさんの夫もその被害者です。ハナンさんは団体を立ち上げて被害者のために真相を追求する活動をしており、逮捕はそれを疎ましく思う当局による嫌がらせだと考えられます。

ハナンさんの容疑を取り消し、釈放するようエジプト政府に求めてください。


 

拉致されて消えた人たちのために活動したために…

現地のNGOによれば、エジプトでは1日平均3~4人が警察や治安機関によって連れ去られたまま、行方がわからなくなっています。そのほとんどが、政治活動家、学生、政府に対して抗議活動をする人たちです。

ハナンさんの夫も、2013年7月にデモに参加した後に、行方不明になっています。けがをして手当を受けている姿をテレビで見たハナンさんは、すぐに現場に駆けつけました。そこにはすでに夫はおらず、病院や警察署、刑務所、遺体安置所など、あちこちを探して回っても、見つけることはできませんでした。

以来、夫を必死で探し続けている彼女は、2017年5月、同様の目に遭った人が投獄されていることを聞きつけ、夫のことを知っているかもしれないと、刑務所に面会に行きました。しかしそこで、メモなどを持ち込もうとしたとして、捕らわれてしまいます。

その後、国家保安庁の手に引き渡され、容疑は禁止されている「ムスリム同胞団」の一員だというものに変わりました。禁止団体に所属していた罪で有罪になれば、最長5年の刑が科せられます。この容疑に根拠はありません。

エジプト政府は軍や治安機関による拉致の横行を否定しており、真相を追い求めるハナンさんの活動を阻止するために逮捕したのだと、アムネスティは考えています。

 

アクションに参加しよう!

ハナンさんにかけられた容疑を取り下げ、釈放するようエジプト政府に求めてください。

※要請先に直接メールを送ります。あなたの名前、メールアドレスが配信元として送信され、返事が届く可能性があります。宛先のメールアドレスが閉鎖などで不通となった場合は、アムネスティ日本で取りまとめて要請先に提出します。

※ご入力いただいたメールアドレス、電話番号に、後日、アムネスティ・インターナショナル日本から活動紹介のご連絡を差し上げる場合がございます。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2017年11月22日~2018年3月8日)
要請先 エジプト大統領