最新情報:
2017年1月30日 (stop情報)
国名:
中国
対象者:
中国死刑囚4人
期限:
2017年2月28日
配信日:
2017年1月30日
UA No:
265/2005

13年前に死刑を宣告されて収監されていた黄志強さん、方春平さん、程発根さん、程立和さんが昨年12月、無罪判決を受けていたことが分かった。男性4人全員は、判決後即時に釈放された。

2003年、黄志強さん、方春平さん、程発根さん、程立和さん全員が、江西省の景徳鎮市中級人民法院で死刑判決を受けたが、4人は判決は不当だとして控訴した。2006年5月の江西省高級人民法院での再審で、死刑は2年の執行猶予付き死刑に減刑された。同刑は、2年間模範囚として過ごせば、懲役刑に減刑される。

2006年、4人は、自白は拷問で強要されたものだとして、再度の審理を求めて上訴した。2015年7月、江西省高級人民法院がもう一度再審を行うことにようやく同意した。

昨年11月30日、江西省高級人民法院で再審があり、12月21日の判決では、「証言に矛盾があり、自白の信憑性と合法性は疑わしい」として無罪判決を下し、4人は即時に釈放された。

江西省高級人民法院の副院長は、4人に謝罪し、誤審に対する国家賠償を請求する権利について4人に説明する一方で、拷問を受けたという申し立ては、証拠不十分だとしてしりぞけた。

UAによる支援行動に参加していただいた方々に感謝申し上げます。これにて、この行動は終了とします。