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サウジアラビア:
手足切断の判決が減刑に

最新情報:
2012年12月 6日 (stop情報)
更新履歴:
2011年12月19日
国名:
サウジアラビア
対象者:
期限:
2013年1月 6日
配信日:
2012年12月 6日
UA No:
363/2011

サウジアラビアで「路上強盗」の罪により右手と左足切断の判決を受けた6人の男性が、9月、国王によって減刑されることになった。

バルザン・ビン・ラヒール・アル・シャマリ、アメル・ビン・エイド・アル-ジャルバ、 ムハマッド・ビン・アリ・アル-シャマリ、 ムハマッド・ビン・ディヤブ・マディ、 アブドュラ・ビン・ディヤブ・マディ、 バンダール・ビン・アバス・アル-アサディは全員ベドウィン族出身で、22歳から30歳くらいの男性である。彼らは2010年10月、サウジアラビアの首都リヤドで、「路上強盗」の罪で逮捕され、その後マラズ刑務所に移送された。彼らの話によれば、全員殴打され、脅されて容疑を自白させられたという。

伝えられるところでは、アメル・ビン・エイド・アル-ジャルバは8日間殴打され、自白しなければ彼の3人の兄弟も逮捕されると告げられた。彼は中身を知らされずに供述書にサインをしたようであり、その後33日間独房に入れられた。

6人全員はリヤドの一般裁判所で、法的な支援あるいは代理人もつけられないまま裁判を受け、3月に「路上強盗」の罪で右手と左足「交差切断」の判決を受けた。控訴裁判所は10月にその判決を支持したとの報告があり、2011年12月末に最高裁判所で判決が確定した。

報告によれば、国王が彼らの判決を20年の禁固刑に減刑したという。彼らは、同じ事件に関連する他の罪でさらに2年の禁固刑を受けることになると思われる。

アムネスティ・インターナショナルは、男性のうちの一人の親族から 6人のために行動を起こし、アピールを送ってくれたことに感謝しているというメッセージを受け取った。

UAネットワークからのさらなる行動要請はありません。アピールを送って下さったみなさん、ありがとうございました。

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追加情報

サウジアラビアでは手足切断の処罰は主に「盗み」と「強盗」に限定した犯罪に対して執行される。「盗み」に対する判決は右手の切断であり、「強盗」は交差切断(右手と左足の切断)で処罰されるのである。

2012年11月21日、ナイジェリア国籍のムハマド・アハメド・イブラヒムが窃盗の罪で右手を切断された。

手足切断のような体刑の執行は 世界人権宣言第5項に規定されている、拷問又は他の残虐な、非人道的な若しくは屈辱的な取扱若しくは刑罰の全面的な禁止に違反し、サウジアラビアが条約締結国となっている拷問禁止条約における義務にも違反する。ちなみに世界人権宣言第5条は「何人も、拷問又は残虐な、非人道的な若しくは屈辱的な取扱若しくは刑罰を受けることはない。」と謳っている。拷問又は他の残虐な、非人道的な若しくは屈辱的な取扱若しくは刑罰に関する国連特別報告者は「体刑は拷問又は残虐な、非人道的な若しくは屈辱的な取扱若しくは刑罰の禁止に反するものである」と述べた。

一般的にいえば、サウジアラビアにおける裁判所の審理は公正な裁判に関する国際基準には程遠いものである。被告が弁護士による正式な法的代理人を立てることを認められることはほとんどなく、多くの場合、被告に対する法的手続きの進捗状況を伝えられることもない。被告は、例えば拷問や虐待などの脅迫または策略により得られた自供だけを基にして有罪判決を受ける可能性がある。

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