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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:
ハマスによる処刑の危機にあるパレスチナ人

最新情報:
2013年7月12日 (更新情報)
更新履歴:
2013年7月 2日 (更新情報)
2012年7月21日 (更新情報)
2012年5月29日 (更新情報)
2012年4月11日 (更新情報)
2012年4月 6日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
F.A.、ジャミル・ザカリヤ・ジュハ、エハブ・ディアブ・ムスタファ・アブ・アル=アムリーン、H.M.A(すべて男性)
期限:
2013年8月21日
配信日:
2013年7月12日
UA No:
103/2012

"F.A."(氏名不詳 23歳)は、 7月21日に死刑判決への抗告を棄却された場合、ガザ地区のハマス当局によって処刑される危機にある。 彼は拷問によって「供述書」に署名したと言われている。 ハマスの司法長官は今週、近日中にさらに2名が処刑されることになろうと述べた。

ガザ市近郊のジャバルヤ出身のF.A.は2013年3月24日、ガザ市内の中央軍事裁判所で「敵集団に協力」したとして死刑判決を受けた。 弁護士によると、彼は傷ついた顔で涙を流しながら法廷に現れたという。弁護士に、尋問中は手首と足首を縛られて吊り下げられ、殴られたと話した。 彼は軍事高等裁判所に上訴した。 署名した「供述書」には、4メートルの高さのフェンスを跳び越した、というような信じがたい供述が入っている。 F.A.は2011年1月から拘置されているが、今はガザ市内のアル=カティバ刑務所に拘禁されている。

パレスチナの通信社であるマーンの7月8日の報道によると、ハマス政権の司法長官であるイスマイル・ジャベルは、殺人罪の2名はまもなく処刑され、その処刑は初めて報道機関の前で行なわれると述べた。「(犯罪という視点で)社会の病んだ霊魂の抑制を実現する」ためだという。

以前の更新情報で名前を挙げられた他3名、ジャミル・ザカリヤ・ジュハさん、H.M.Aさん、エハブ・ディアブ・ムスタファ・アブ・アル=アムリーンさんもまた殺人罪で死刑執行に直面している。 地元の人権NGOによると、ガザには少なくとも40名の死刑囚がいるという。

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追加情報

ハマスの事実上の統治下にあるガザ地区における拘禁についてのアムネスティ・インターナショナルの調査によると、拷問その他の虐待が日常化している。独立人権委員会(ICHR)は、2011年の間、ガザの警察による勾留中の拷問では100件の申し立て、ガザの様々な治安機関による拷問では100件を超える申し立てを受けたと述べている。 イスラエルに「協力した」と告発されたパレスチナ人たちは特に尋問中、拷問その他の虐待を国内治安部隊から受けやすい。

2013年6月22日、A.M.Gh .と H.J.Kh.としか分からない2名の男性が、 「敵に協力した」罪によりガザのジャワザット警察署で処刑された。 両名の内、少なくともH.J.Kh は拷問により「自白」を強制され、罪を認める供述書に署名させられたという情報をアムネスティ・インターナショナルは受け取っている。彼は読み書きができなかったという。 彼は拘禁された7ヶ月の間に背骨の病気が悪化して苦しんでおり、上体を起こすこともできず失禁状態だった。 拘禁中の彼に面会した家族の1人は、手首を吊るされて電気ショックを浴び、殴打されたと彼が言っていたという。

パレスチナ自治政府(PA)はガザ地区と西岸地区の一部の管轄権を持っており、それらは被占領パレスチナ地域(OPT)を構成しており、すべてイスラエル軍の占領下にある。 しかし、2006年の最後の議会選挙で勝利したハマスとファタハのパレスチナ党派間の紛争や緊張の結果、2007年6月からは、西岸地区はマフムード・アッバス大統領に指名されたパレスチナ自治政府の暫定政権が統治し、ガザはイスマイル・ハニヤ率いるハマスの事実上の政権が統治するという状況を生んだ。

ハマスがガザを支配したことを受けて、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス大統領はガザにおけるパレスチナ自治政府の治安部隊と司法制度の活動を停止したので、そこでは法的、制度的真空状態が生じることとなった。 ハマスは類似した法執行と司法の機構を創ることで対応した。 これらの機構は適切に訓練された人員や、説明責任のメカニズム、保護措置などを欠いている。

パレスチナの法律の下では、すべての死刑は執行前にパレスチナ自治政府大統領のマフムード・アッバスの裁可が必要となっている。 しかし、事実上の統治者であるハマスは大統領の認可を得ずして死刑を執行してきた。 ハマスの内務大臣は、死刑執行が社会を守り、法と秩序を執行する義務があると述べて、死刑を正当化している。 死刑判決の多くは軍事裁判所によって下され、それらは1979年のパレスチナ解放機構(PLO)革命法典に拠っているが、その手続き自体、公平な裁判のための国際基準を満たしていない。

2006年から2009年の間、ガザでは死刑の執行はなかったが、その後は、地元NGOによると、ガザの事実上の統治者であるハマスは少なくとも16名を処刑した。 8名はイスラエル当局への「協力」に関連した罪で、もう8名は殺人罪だった。 2012年にはハマス当局によって6名の男性が絞首刑に処せられた。

アムネスティ・インターナショナルは犯罪容疑者たちを裁判にかけるのがハマス政権の権利と責任であることを認める。 しかし、死刑が他の刑罰よりも効果的な抑止力を持つという説得力のある証拠はどこにもなかった。 アムネスティは、生命の権利および拷問を受けない権利を侵害し、きわめて残酷で非人道的、品位をおとしめる刑罰である死刑に、反対する。

アクションしてください。

アラビア語、英語、もしくは日本語で以下の内容のアピールを作り、ファックス(あるいはeメール)で、できるだけ早く送ってください。同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。

  • F.A.が拷問、虐待されて「自白した」という主張に重大な懸念を表明し、ハマス当局に対し、それらの申し立てについて徹底的で公正かつ独立した調査を命ずるよう要請する。
  • 死刑判決を受けた上記4名およびガザの他のすべての死刑囚たちに対する執行をせず、すべての死刑判決を撤回するか減軽するよう、当局に求める。
  • 司法長官の最近のコメントについて重大な懸念を表明する。そして当局に対し、報道機関の代表の出席によって処刑を大衆的、あるいは品位をおとしめる、人間の尊厳と相容れない見世物にしてしまわないよう求める。

宛先
Prime Minister
Isma’il Abd al Salam Ahmad Haniyeh
Hamas de facto administration in Gaza
ファックス +972 8 264 1150
書き出し Your Excellency

司法長官
Isma’il Jaber
ファックス +972 8 2886885
Email: neiaba.gaza@gmail.com media@gp.gov.ps
書き出し 司法長官

コピーの宛先
法務大臣 
Dr Attallah Abu al-Sabh
Hamas de facto administration in Gaza
ファックス +972 8 2641349, +972 8 2641353 
Email: mibraheem@gov.ps
書き出し Your Excellency
* * * ファックスの場合、現地時間の午後2時までに送信してください。 * * *

駐日イスラエル国大使館
Embassy of Israel in Japan
〒102-0084 東京都千代田区二番町3
特命全権大使:ニッシム・ベン=シトリット 閣下
His Excellency Mr. Nissim BEN-SHITRIT
電話:03-3264-0911

アピール例文

Prime Minister
Isma’il Abd al Salam Ahmad Haniyeh
Hamas de facto administration in Gaza
↑宛先を記入

Your Excellency,
↑書き出しを記入

I am writing to you to express my grave concern at claims that F.A. “confessed” under torture and other ill-treatment and urge you to order a thorough, impartial and independent investigation into these allegations.

I also ask you to ensure that death sentences against the four men (F.A., Jamil Zakariya Juha, Ehab Diab Mustafa Abu al Amreen, H.M.A.)  and anyone else sentenced to death in Gaza, are not carried out, and that all death sentences are overturned or commuted.

I would like to express my deep concern at the Attorney General’s recent comments and urge you to ensure that the attendance of media representatives does not turn the executions into a public or otherwise degrading spectacle, incompatible with human dignity.

Thank you very much for your attention.

Respectfully yours,

↑ここにあなたの名前と住所を記入

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