English

  1. ホーム
  2. あなたにできること
  3. 緊急行動(Urgent Action)
  4. インドネシア: シーア派住民、避難所から強制退去

インドネシア:
シーア派住民、避難所から強制退去

最新情報:
2013年7月12日 (更新情報)
更新履歴:
2013年5月21日 (更新情報)
2012年12月 3日
国名:
インドネシア
対象者:
東ジャワ、マドゥラ島のシーア派共同体
期限:
2013年8月 2日
配信日:
2013年7月12日
UA No:
336/2012

インドネシアのシーア派共同体は、一時シェルターから立ち退かされ、最短でも自宅から車で4時間かかる場所に移転させられた。

6月20日、少なくとも160人のシーア派信奉者が、サンパン地区警察と当局によって、マドゥラ島のサンパンにあるスポーツ施設の一時シェルターから強制的に立ち退かせられた。バスと警察のトラックに乗せられ、東ジャワ・シドアルジョの、車で4時間ほどかかる難民施設へ移されたという。信奉者たちは、どのくらいの期間そこに居るのか、または当局からどのような支援と保護を受けられるか、分かっていない。

この強制立ち退きの前には、サンパンでの宗教行事に参加していた宗教指導者や学生ら約1000人が、スポーツ施設の前で、「シーア派共同体はこの地域から去れ」と要求するデモがあった。シーア派共同体は、当局によって脅かされ、また移転するよう圧力をかけられたが、拒否した。安全な帰宅と元通りの暮らしを希望していた。

共同体が1年経たないうちに強制立ち退きにあったのは、これが2回目だ。2012年8月、反シーア派の暴徒がマドゥラ島のサンパン地区にあるカランガヤム村を攻撃した後に、共同体は村の自分の家々から、立ち退かせられた。以来、彼らはサンパンの一時収容施設に住んでいたが、地方当局からは元の村へ戻ることを妨げられていた。

もっと読む

追加情報

2012年5月、人権理事会の普遍的定期審査で、インドネシア政府は宗教の自由の保護を保証し、宗教的不寛容の事件に取組むという公約を再確認した。しかしシーア派、アフマディー教団、キリスト教などのインドネシアにおける宗教的少数グループは、いまだ嫌がらせ、脅迫、攻撃を受けている。宗教的少数派に暴力行為をはたらいてもほとんど罰則はなく、また、襲撃で自宅を追われる共同体もある。

マドゥラ島のシーア派共同体は以前にも脅迫され襲撃された。2011年12月29日、暴徒は礼拝所、寄宿学校、付近の住宅多数に火をつけた。警察は共同体を守る手立てを取らなかった。介入するどころか、携帯電話でビデオを撮っていた。結局ひとりだけが起訴され、暴行罪で禁錮3カ月の刑を受けた。

2013年1月、サンパン当局は、共同体に対し、自宅に戻りたいのならスンナ派への改宗が必要だ、という。従わなければ、地方の別の場所またはジャワ島以外の場所に強制移転させるとした。同年5月初めに当局は、居場所を失ったこの共同体への水と食糧の供給を止めた。

2012年7月に東ジャワ共同体出身の宗教指導者タジュル・ムルク氏は、サンパン地方裁判所でインドネシア刑法第156条(a)により神への不敬の罪で2年の禁錮刑を宣告された。逮捕の背景には、同年1月1日にインドネシア導師会議(MUI)サンパン支部が「タジュル・ムルク氏の基準からはずれた教え」に対する宗教命令を出したことがある。東ジャワ高等裁判所は控訴に対して2012年9月に彼の刑を4年に引き上げた。アムネスティは彼を良心の囚人と考える。

宗教の自由の権利はインドネシア憲法で保証されている。インドネシアが締約国である自由権規約(ICCPR)第18条は「この権利には自分で選んだ信仰や信念を持つ自由が含まれる」そして「何人も自分で選んだ信仰や信念を持つ自由をそこなうような強制を受けない」と規定している。

社会権規約(ICESCR)の締約国としてインドネシア政府には、適切な住宅などの適切な生活水準を享受する権利(第11条1)と身体的及び精神的健康の達成できる最高水準を享受する権利(第12条)をすべての国民に保証する義務がある。

アクションしてください。

英語、インドネシア語あるいは母語で、以下の内容のアピールを作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、電報、ファックスあるいはeメールで、できるだけ早く送ってください。同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。

  • シーア派共同体に食べ物、清潔な飲み水、医療的保険サービスなどを直ちに供給するよう、当局に要請する。
  • この影響を受けている当共同体にすべての情報を提供し、現在起きているシドアルジョへの移転の条件と期間について、純粋に相談にのるよう当局に要請する。
  • 強制的に立ち退かされた人びと全員の権利が確実に効果的に守られるよう、当局に要請する。司法制度の利用、安全で自主的な帰宅、損傷あるいは損壊した自宅に対する賠償、再発防止などを保証することだ。
  • 宗教的少数派がすべて保護され、不安を感じることなく、また脅迫や攻撃を受けることなく、信仰が許されるよう当局に要請する。

宛先
知事 Governor of East Java
Soekarwo
Jl.Pahlawan No.110
Surabaya,East Java
Indonesia.
ファクス:+62 31 355 7138
Eメール:kominfo@jatimprov.go.id
書き出し:Dear Governor

政治、法律、治安、人権に関する大臣
Co-ordinating Minister of Politics, Law and Security
Djoko Suyanto
Jl. Merdeka Barat No.15
Jakarta Pusat
10110
Indonesia
Fax: +62 21 345 0918
書き出し:Dear Minister

コピーの宛先
大統領顧問官
Presidential Advisor
Dr. Albert Hasibuan
Jl. Veteran III
Jakarta
10110
Indonesia
Fax: +62 21 386 8240

駐日インドネシア共和国大使館
〒141-0021東京都品川区東五反田5丁目2-9
特命全権大使 ムハマド・ルトフィ閣下

例文

Governor of East Java
Soekarwo
Jl.Pahlawan No.110
Surabaya, East Java
Indonesia
↑ここに宛先を記入
 

Dear Governor,
↑ここに書き出しを記入

I respectfully call on the authorities to Urging the authorities to ensure the Shi’a community have immediate access to adequate housing and essential services such as food, clean drinking water and health services.

I would like to urge them to provide the affected community with complete  information and engage in genuine consultation with them on the terms and period of their current relocation to Sidoarjo.

I further urge the authorities to guarantee the rights of all those forcibly evicted to an effective remedy, including access to justice and the right to reparation including guarantees of safe, voluntary and dignified return of the Shi’a community to their homes, compensation for the harm suffered including damage and destruction of their homes, and guarantees of non-repetition; and.

I lastly call on the authorities to ensure that all religious minorities are protected and allowed to practise their faith free from fear, intimidation and attack.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前と住所を記入

このページをご覧になった方へのお勧め

前へ

次へ