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イラク:
「自白」撤回しても死刑迫る

最新情報:
2013年6月13日
国名:
イラク
対象者:
ムスタファ・ムハンマド・アッバス・ファルハーンほか11人(男性)
期限:
2013年7月19日
配信日:
2013年6月13日
UA No:
014/2013

爆破事件への関与で有罪となり、2010年にイラクで死刑判決を受けた男性11人は、再審請求が今年3月26日に破棄院で却下されたことが明らかになっている。死刑はいつ執行されてもおかしくない。

2009年8月に発生し、100人以上が死亡したバグダッドのイラク外務省爆破に関連して、男性11人が、反テロ法違反により有罪判決を受け、2010年1月14日、バグダッドのルサファ刑事裁判所第2支部で死刑判決を言い渡された。男性らは不公正な裁判によって死刑判決を受けたが、有罪判決は強要による「自白」に基づいていた。

判決文書によれば、男性全員が、起訴前の拘禁中にアルカイダのメンバーであることや、爆破事件への関与を「自白」していた。だが、裁判で「自白」を撤回し、「自白」は拷問と脅迫で強要されたと申し立てた。何人かはまた、調査判事のもとへ出頭させられた際、「自白」を撤回しようとすると、取調官のもとへ連れ戻され、調査判事と裁判所が任命した弁護人の面前で「自白」を繰り返すことに同意するまで、さらに拷問を受けた、と申し立てたことを、裁判所は留意した。にもかかわらず、裁判所は問題の「自白」を証拠として採用し、被告人たちに有罪判決を下した。

2012年1月に、大統領は彼らに対する死刑判決を承認したと考えられている。被告人たちの弁護士は、2012年8月に再審請求を行い、「取調官から拷問を受け、爆破事件に関与した罪を着るように強要された」と主張する他の裁判の被告人(複数)からの宣誓供述書を提出した。 今年3月26日、破棄院は再審請求を却下した。

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追加情報

武装グループによる頻繁な暴力に対応しているイラクは、世界の主要な死刑執行国の1つだ。 何百人もの死刑囚がいる。2012年には、処刑数が急増し、世界で第3番目に死刑数が多い国となった。少なくとも129人が執行され、2011年のほぼ2倍となった。 2013年1月から4月までで、少なくとも40人に死刑が執行された。

2009年8月19日、「血の水曜日」の爆弾攻撃といわれたイラク外務省の爆破では、100人以上が死亡、1000人以上が負傷した。犠牲者の多くは、一般人だった。容疑者 11人の名前は次の通りである(敬称略)。ムスタファ・ムハンマド・アッバス・ファルハーン、その弟のイシャーク・マホメット・アッバス・ファルハーン、サダム・フセイン・アッバス・ファルハーン、ミサル・アリ=サルマン・ナーシル、アリ=アブドゥル・サダ・サクラン・ジヤド、サリム・アブドゥル=ジャーシム・ムハンマド・ムスタフ、キラン・カミール・アリ=シャーキー、アシム・マジン・フセイン・ハミド、フィラス・アブドゥル・ファシ・アブドゥル・ラフマーン、アブドゥル=カーディル・ナジ・フセイン、ハミド・フダイル・スウエイニ・マフディー。

アムネスティ・インターナショナルは、以前ウイッサム・アリ・カドヘム・イブラヒムさんを11人の男性の1人として名前をあげていたが、これは誤りであった。攻撃の後、TV局はさまざまな被疑者の「自白」を放送した。被拘禁者であるイブラヒムさんが攻撃を実行したと彼が述べているバーシスト集団のメンバーではあるが、攻撃自体には関与していないと自白している様子が、2009年8月23日国営イラキヤテレビで放映された。イブラヒムさんの現在の法的地位や所在に関する情報をアムネスティが求めたことに、イラク当局は応えていない。

アムネスティは同国にはテロほか重大な犯罪容疑で多数の死刑囚がいることを確認してきたが、その容疑は、容疑者らによると監禁され、弁護士や外との接触ができない状態で拷問で強要された「自白」にもとづいている。

アクションしてください。

アラビア語、英語あるいは母語で、以下の内容のアピール文を作り、航空書簡(全世界90円)、ファックス、Eメールで、できるだけ早く送ってください。同じ内容を盛り込んだアピール例文が後に続きますので、それをご利用ください。

  • 11人の男性の名前をあげて、彼らが公正な裁判のための国際基準に満たない裁判により、死刑判決を受けたことへの懸念を表明する。
  • 拷問を受け、「自白」を強要された11人の男性の申し立てに徹底的かつ公正な調査を行い、そのような調査の結果を明らかにするように当局に促す。
  • 死刑廃止を目的として、公式に死刑執行の停止を宣言し、すべての死刑判決を即刻減刑するように、イラク当局に促す。

宛先
首相兼国防・内務大臣代理
His Excellency Nuri Kamil al-Maliki, Prime Minister
Convention Centre (Qasr al-Ma’aridh)
Baghdad, 
Iraq
書き出し:Your Excellency

人権大臣
His Excellency Mohammad Shayaa al-Sudani, Minister of Human Rights
Convention Centre (Qasr al-Ma’aridh)
Baghdad, Iraq
書き出し:Your Excellency

コピーの宛先
法務大臣
Hassan al-Shammari, Minister of Justice
Convention Centre (Qasr al-Ma’aridh)
Baghdad, Iraq

駐日イラク共和国大使
〒150-0047 東京都渋谷区神山町14-6
駐日イラク共和国大使館大使 アラー・アル=ハーシミー閣下

アピール例文

His Excellency Nuri Kamil al-Maliki
Prime Minister and Acting Minister of Defence and Interior
Convention Centre (Qasr al-Ma’aridh)
Baghdad, Iraq
↑ここに宛先を記入

Your Excellency,
↑ここに書き出しを記入

I am writing this to express my grave concern for 11 men who have been sentenced to death after a trial that failed to meet international standards for fair trial. They had been convicted under the Anti-Terrorism Law in connection with the August 2009 bombing of the Iraqi Foreign Ministry in Baghdad, where more than 100 people were killed.

Their names are Mustafa Muhammad Abbas Farhan, Ishaq Muhammad Abbas Farhan, Saddam Hussein Abbas Farhan, Misar ‘Ali Salman Nasir, Ali ‘Abd al-Sada Sakran Ziyad, Salim ‘Abd al-Jassim Muhammad Mustaf, Kilan Kamil ‘Ali Sharqi, ‘Assim Mazin Hussein Hamid, Firas ‘Abdallah Fathi ‘Abd al-Rahman, ‘Abd Al-Qadir Naji Hussein and Hamid Hudair Thuweini Mahdi.

I urge you to conduct a thorough and impartial investigation into those 11 men’s allegations that they were tortured and coerced into “confessions” and to be informed about the findings of such investigation.

I also urge you to declare an official moratorium on executions with a view to abolishing the death penalty, and to commute without delay all death sentences.

Thank you for your prompt attention to the above.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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