English

  1. ホーム
  2. あなたにできること
  3. 緊急行動(Urgent Action)
  4. バーレーン: バーレーンのアメリカ人に不当な刑10年

バーレーン:
バーレーンのアメリカ人に不当な刑10年

最新情報:
2013年10月 4日
国名:
バーレーン
対象者:
タキ・アブダラ・アルマイダン(男性)
期限:
2013年11月 6日
配信日:
2013年10月 4日
UA No:
264/2013

アメリカ人タキ・アブダラ・アルマイダンさん(25歳)は9月24日、不公正な裁判により禁錮10年の刑を宣告された。2012年10月に逮捕された後、拷問され、強制的に「供述書」に署名させられたという。「警察官を殺害しようとし」「警察の装甲車を燃やし」「不法な集会を開き、暴動を起こした」として起訴された。

アルマイダンさんは2012年10月7日、首都マナマの西、アルサナビスにある自宅で逮捕された。アムネスティが入手した情報では、午前2時ごろフードをかぶった私服の治安部隊員7、8人が、彼と両親が暮らす自宅に突然押し入った。母親から息子の寝室を聞き出し、2人の兄弟と一緒に寝ている部屋に入ってきた。逮捕状を見せることもなく、名も名乗らず、アルマイダンさんを連れ去った。マナマの刑事本部では、午後遅くまで尋問した。警察はマナマのアルブダヤ通りで2012年10月5日、タイヤを燃やして道路を封鎖し、火炎瓶でパトロール中の警官を襲ったグループの一員だということを自白させたかった。数時間彼に目隠しをし、体中を殴打したという。長時間片足で立たされ、「強姦するぞ」と脅した。また「母親や妹を強姦するぞ」とも脅したようだ。最後に目隠しのままで「供述書」に署名させた。家族は彼を捜して複数の警察署を訪れたたが、どこも「いない」だった。10月8日ドライドック刑務所にいる本人から電話があるまでどこに拘禁されているのか不明だった。

今年3月に始まった高等刑事裁判所第3支部での裁判では、アルマイダンさんは2012年10月5日の警官襲撃事件への関わりを一貫して否定した。事件の当日は自宅にいたと述べた。他の被告人のことは知らないし、つながりも否定した。他の被告のうち2人が有罪を認め、禁錮10年を宣告された。彼の弁護士がアムネスティに話したところによると、有罪の証拠は何もなく、控訴するという。

もっと読む

追加情報

アルマイダンさんは1988年、米国でサウジアラビア人の父とバーレーン人の母との間に生まれた。両親と共にバーレーンへ移る前は米国で学んでいた。家族がバーレーンのアメリカ大使館の助けを得て依頼した弁護士がアムネスティに語ったところによると、彼が有罪である証拠は何もない。全員警察官である5人の検察側証人に弁護士が尋ねたとき、アルマイダンさんのことは何も知らないと答えた。5人は事件現場近くでは彼を見かけなかったと話した。彼は9月25日にジョー刑務所に移された。

バーレーンの市民の騒乱から2年半が経ったが、改革は掛け声ばかりで、抗議行動で逮捕されたものなどの良心の囚人は刑務所に入ったままで、表現、結社、集会の自由の権利は抑圧され続けている。最近数カ月間、良心の囚人はだれも釈放されていない。むしろツイッターやデモ行進で勇気をだして自分の考えを表現しようとするだけで刑務所に入れられる人が増えている。女性活動家も多数が拘禁されている。バーレーンの裁判所は、人びとに救済策を提供し、法の支配を支持するのではなく、政府の方針に従わせることに関心があるようだ。

2011年6月29日に王室政令により任命されたバーレーン独立調査委員会(BICI)は、2011年の抗議行動での人権侵害を調査し報告する責任があった。2011年11月にBICI報告が開始された時、政府は報告に述べられた勧告を実行すると公約した。その報告では、大規模な抗議行動への政府の対応が詳しく述べられ、広範囲の人権侵害が詳細に記録されている。その重要な勧告の中で、政府に対して拷問や過度の力の使用などの人権侵害を行った者の責任を問い、拷問の申し立てに独立した調査を行うよう要求している。

しかし、政府公約の多くが果たされないままである。BICIの設立とその報告は画期的な一歩と考えられたが、2年あまり経って、有意義な改革という約束は、説明責任を中心とした勧告の実施への政府の消極性によって裏切られてきた。政府のやる気のなさは、拷問や虐待、暴力の訴えに対し、独立し有効で透明性のある調査を行わなかったこと、および人権侵害を指示した者を起訴しなかったことにも現れている。

今年7月28日、臨時国会が開かれ、国王に22の勧告を提出した。その勧告は2006年の反テロ法が規定する刑罰を強化している。数日後、国王はマナマにおけるすべての抗議行動、座り込み、民衆の集会を禁止し、治安部隊に対してより広範囲な権限を与えるなど、さらに表現の自由の権利を奪ういくつかの命令を出した。

国連人権理事会は今年9月9日、47カ国が署名した共同声明で同国での長期にわたる人権侵害に重大な憂慮を表明した。

アクションしてください。

英語、アラビア語あるいは母語で以下のアピールを作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、電報、ファクスあるいはeメールで、できるだけ早く送ってください。同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。

  • タキ・アブダラ・アルマイダンさんが不公正な裁判で禁錮10年の刑を宣告されたことに憂慮を表明する。
  • 彼が尋問中拷問され、自分の「供述書」が不利に使われたと申し立てていることを、独立した公平な調査を行うよう、バーレーン当局に要請する。
  • 拷問や他の虐待で得られた証拠は、タキ・アブダラ・アルマイダンさんに対する法的手続きで使用されず、彼には公正な裁判の国際基準に従って公正な控訴をすることができるよう保証をバーレーン当局に要求する。

宛先
国王 King
Shaikh Hamad bin ‘Issa Al Khalifa
Office of His Majesty the King
P.O.Box555
Rifa’a Palace, al-Manama, Bahrain
ファクス:+973 1766 4587(うまく送れなくても送り続けてください。)
書き出し:Your Majesty

内務大臣 Minister of Interior
Shaikh Rashid bin ‘Abdullah Al Khalifa
Ministry of Interior
P. O. Box 13, al-Manama, Bahrain
ファクス:+973 1723 2661
ツイッター:@moi_Bahrain
書き出し:Your Excellency

コピー宛先
バーレーン王国大使館
〒107-0052東京都港区1丁目11-36
レジデンス・バイカウンテス 720号 710号
特命全権大使 ハリール・ビン・イブラヒーム・ハッサン閣下

アピール文

Shaikh Hamad bin ‘Issa Al Khalifa
Office of His Majesty the King
P.O.Box555
Rifa’a Palace, al-Manama, Bahrain
↑ここに宛先を記入

Your Majesty,
↑ここに書き出しを記入

I would like to express my grave concern that Taqi ‘Abdallah al-Maydan was sentenced to 10 years in prison after an unfair trial.

I respectfully urge the Bahraini authorities to set up an independent and impartial investigation into his allegation that he had been tortured during interrogation and that his“confession”was used against him.

I further call on the Bahraini authorities to ensure that evidence obtained under torture or other ill-treatment is not used in any proceedings against Taqi ‘Abdallah al-Maydan and that he is granted a fair appeal in line with international standards for fair trial.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

CC: Ambassador of Bahrain to Japan

このページをご覧になった方へのお勧め

前へ

次へ