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イラク:
イラクの米国籍男性、刑期満了後も釈放されず

最新情報:
2013年11月21日
国名:
イラク
対象者:
シャウキー・アーメド・オウマー(男性)
期限:
2013年12月26日
配信日:
2013年11月21日
UA No:
311/2013

米国とヨルダン国籍を持つシャウキー・アーメド・オウマーさんは2004年10月にイラクで逮捕され、2010年に懲役15年を言い渡され、その後7年に減刑された。しかし、オウマーさんは現在に至るまで釈放されていない。

2004年10月末にシャウキー・アーメド・オウマーさんと妊娠中の妻ナミーン・サレハ・アルルバイさんはバグダッドのザイヨウナ地区の叔父の家で米国主導の多国籍軍に逮捕された。2人はテロ活動に関与した罪でバグダッド国際空港近くのキャンプナマロに拘束された。妻は16日後に釈放され国を離れたが、オウマーさんは起訴も裁判もないまま2010年まで拘束された。その年オウマーさんのケースはイラクの刑事裁判所に移され、同年6月24日、懲役15年を言い渡された。その当時はイラクへの不法入国という罪状には言及されなかった。また、有罪判決はパレスチナ国籍のシャウキ・アハマド・シャリフの名で出されていることから、別のケースと取り違えられたのではないかとオウマーさんは考えている。彼は上告し、 2011年2月に大審院によって7年に減刑された。2011年7月15日にオウマーさんはイラク当局に引き渡され、2012年12月になって初めて現在の弁護士と接見した。もう一人、共に起訴されていた被拘束者は釈放後、裁判所が承認した文書に署名した。その文書には、「多国籍軍が彼を拷問し、自身の釈放と引き換えにシャウキ・オウマーの有罪を訴えるよう強いた」というものだった。彼はオウマーさんとは面識がなかった。イラクの刑事訴訟法295条によれば、裁判前の勾留は刑期から差し引かれるので、オウマーさんは2011年に釈放されて然るべきだった。

オウマーさんの妻によれば、夫妻は多国籍軍の取り調べ中に電気ショックの拷問を受けた。オウマーさんは行く先々の勾留施設で拷問や虐待を受け続けた。アルカーク刑務所に拘束されていたが、過去6週間家族は電話連絡が取れていない。国際赤十字社はオウマーさんがアブグレイブ刑務所に移されたと家族に告げた。2月4日から8月にかけてオウマーさんは勾留延長と身元の誤認による判決に抗議してハンガーストライクを行った。これにより彼の健康状態は悪化した。

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追加情報

シャウキー・アーメド・オウマーさんはクエートでパレスチナ人の両親の下に生まれ、ヨルダン国籍を持っている。1970年から米国に住み米国市民となった。ミネソタ州兵の一員だった。家族によれば、建築業界で働くため2004年6月3日妻と共にシリアからイラクに入った。家族はオウマーさんの身柄を多国籍軍からイラク当局に移すことと、イラクの法廷で裁判をすることを停止するよう申し立てを行った。2008年6月米国最高裁は、オウマーさんら囚人は勾留への異議申し立てを米国裁判所で行うことができるとした裁定を出した。オウマーさんはコロンビア地区巡回裁判所の上訴裁判所で敗訴し、一週間後の2011年7月15日にイラク当局に移送された。

イラクは拷問を禁止している(7条)「市民的及び政治的権利に関する国際規約」(自由権規約 ICCPR)の加盟国であり、2011年に「拷問等禁止条約」に加盟した。イラク憲法(37条1項c)や国内法も拷問の使用を禁止している。「自白」が裁判前の取り調べ中、その多くは外部と連絡を断たれた勾留中に、拷問により強要されたと訴える被告人も多い。

拷問や虐待はイラクの刑務所や勾留施設、特に内務省や国防省管轄のところでは日常茶飯事であり、罪に問われることもない。長時間手や足を縛っての宙吊り、ワイヤーやゴム管による殴打、電気ショック、手足を折る、ビニール袋を使った窒息、レイプやその脅迫などの方法が使われている。拷問は勾留者から情報を引き出すために用いられ、「自白」は裁判で証拠として用いられる可能性がある。

2004年4月にアブグレイブでの虐待が明るみに出た後、米国当局は軍による勾留者の拷問や虐待の防止策を改善する方策をうちだした。しかし、米軍による勾留者の虐待事件は米軍のイラク駐留のほとんどの期間報告されていた。

アクションしてください。

アラビア語、英語あるいは母語で、以下の内容のアピールを作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、電報、ファックス(あるいはeメール)で、できるだけ早く送ってください。同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。(便宜上英文で作成してあります)

  • イラク当局に シャウキー・アーメド・オウマーさんの法的立場と勾留継続の理由を明らかにするよう求める。
  • オウマーさんはすでに刑期を終えているので、イラク刑事訴訟法295条に基づきただちに釈放するようイラク当局に要請する。
  • オウマーさんがただちに弁護士と接見し、定期的に家族と面会し、必要な医療を受けられるように当局に求める。
  • オウマーさんを拷問や虐待から保護し、彼が拷問を受けたという申し立てに対し独立した公正な調査を行い、責任者を裁判にかけるよう当局に求める。

宛先
首相 Prime Minister
His Excellency Nuri Kamil al-Maliki,
Convention Centre (Qasr al-Ma’aridh)
Baghdad, Iraq
Email: info@pmo.iq
書き出し: Your Excellency

法務大臣 Minister of Justice
Hassan al-Shammari
Ministry of Justice
Baghdad, Iraq
Contactable in Arabic via web site: http://www.moj.gov.iq/complaints.php
書き出し: Your Excellency

コピー
人権大臣 Minister of Human Rights
His Excellency Mohammad Shayaa al-Sudani
Ministry of Human Rights
Baghdad, Iraq
Email: shakawa@humanrights.gov.iq

Embassy of the Republic of Iraq in Japan
〒150-0047 東京都渋谷区神山町14-6ラビアンパレス松濤
特命全権大使:アラー・アブドゥルマジード・アル・ハーシミー 閣下
His Excellency Mr. Alaa Abdul Majid Al HASHIMY
書き出し: Your Excellency

できるだけ早くアピールを出してください。期限を過ぎた場合はUAセンターまでお問い合わせ下さい。

アピール例文

His Excellency Nuri Kamil al-Maliki,
Convention Centre (Qasr al-Ma’aridh)
Baghdad, Iraq
↑ここに宛先を記入

Your Excellency,
↑ここに書き出しを記入

I am writing this letter to express my grave concern for Shawqi Ahmad ‘Omar, who has been held after serving his sentence.

I would like to ask Your Excellency to clarify the legal status of Shawqi Ahmad ‘Omar and the reason for his continued detention.

I would like to urge you to release him immediately in accordance with Article 295 of the Iraqi Criminal Procedure Code as he has already served his sentence.

I also would like to request Your Excellency to grant him immediate access to his lawyer and regular family visits as well as any medical care he may need.

Thank you for your prompt attention to the above.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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