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ペルー:
ペルーの2,000人以上の女性は正義を拒否された

最新情報:
2014年2月10日
国名:
ペルー
対象者:
2,000人以上の農村の先住民族女性
期限:
2014年3月13日
配信日:
2014年2月10日
UA No:
019/2014

強制的に不妊手術を受けさせられたという貧困層の2,000人以上の先住民族の農村の女性は、検察官事務所がこの件の捜査を打ち切ったために、法廷に訴えることができなくなった。彼女たちの申し立てを捜査しなかったことは、女性を含む農村の先住民族の人びとに対する永続的な差別を物語っている。

1月22日リマ検察官事務所は、1990年代に強制不妊手術を受けた2,000人以上の貧しい先住民族のカンペシーノ(農民)女性の事件の捜査を終了した。これら2,000もの事件は1990年代に不妊手術を受けた20万人以上の女性のわずかな割合である。彼女たちのほとんどは貧しい先住民族のカンペシーノ女性であり、自分たちは十分なインフォームド・コンセントを受けていないと主張している。2004年に開始され10年近く続いた捜査の後、検察官は、1998年にマリア・マメリタ・メスタンサ・チャベスへの強制不妊手術とその後の死亡に責任のある医療専門家たちへの起訴だけを行なった。これらの不妊手術をもたらした家族計画プログラムの実施に責任のある政府当局者はだれも起訴されなかった。

2004年、検察官事務所は1990年代に広範囲に実施された強制不妊手術への捜査を開始したが、当初2009年に一度終了した。国内外の圧力で捜査は再開された。しかしながら2,000人以上の代理人である弁護士たちは捜査を割り振る資金不足とあらゆる立場の責任者の特定に進展がないことに懸念を表明した。この捜査は米州人権委員会によるペルー政府とマリア・マメリタ・メスタンサ・チャベスの家族との和解の後に続いた。ペルー政府は米州人権委員会に、彼女の生命および身体的整合性の権利、法の下で差別なく平等に保護を受ける権利、彼女に危害を加えるものから遠ざける義務を侵害していると認めた。またペルー政府は、この事件と他のすべての強制不妊手術事件について捜査し正義を追求することを約束した。

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追加情報

1990年代、主に農村の先住民族女性、約20万人が、貧困層の人びとを対象とした人口抑制政策の一環として不妊手術を受けた。家族計画プログラムを実施する医療専門家が、不妊手術割り当てを満たすようにとの圧力をかけられ、多くの場合、女性たちに自由な選択とインフォームド・コンセントを与えなかったという有力な証拠がある。もし手術を拒否した場合、女性や家族は罰金、懲役刑または食料助成金の取り消しになると脅迫されたという。多くの人びとが、適切な術後処置を受けられず、その結果健康被害に苦しみ、18人が死亡した。

2002年、これら強制不妊手術の申し立ての調査を担当する議会委員会は、「不妊手術は同意なく、精神的な暴力や圧力を使用し、食料や金銭と引き換えに実施された」と発表した。またこの委員会は当時の政府は強迫不妊手術の実施に関与していたと結論付けた。その結果申し立ては当時のアルベルト・フジモリ大統領や保健大臣、副大臣その他複数の顧問に対し提出された。

性と生殖に関する権利は、人びとの性と生殖に関する権利、抑圧や暴力から自由であるという、自由と尊厳を尊重・保護・保証するよう国に要請する、さまざまな国際的人権条約で保証されている。これらの権利は1994年カイロで開催された国際人口開発会議の行動計画に明記されている。そしてすべてのカップルと個人は子どもの数、生む間隔、いつ持つのかを自由に責任を持って決めることができる基本的権利があるという認識に基づいている。また行動計画は、人びとが必要な手段や情報を持たなければならないと主張している。そして差別、抑圧、暴力から自由に生殖を決定できる権利、最高レベルの性と生殖に関する健康を享受する権利を認めている。

ペルーには、女性を含む、貧しい先住民族のカンペシーノの人びとに対する差別の長い歴史がある。2003年に、真実和解委員会が1980年から2000年までに起こった内戦中の、反政府武装勢力や治安機関によって犯された数千件もの人権侵害の状況を究明するために設立された。この委員会は、これらの暴力の被害者の大部分が貧困の中で暮らす先住民族あるいは農村コミュニティに住む人びとであり、主にケチュア語を話していると結論付けた。貧しい先住民族のカンペシーノ女性の事件では、人種差別が性差別と結合していた。この二重差別の明確な例は、1996年から2000年の間に、これらの数千人もの女性が意志に反して、あるいは同意なく不妊手術をされていると思われることである。

真実和解委員会は、永続的な人種、社会そして性差別は、なぜ貧しい先住民族のカンペシーノの人びとに対し行なわれたこのような重大な人権侵害が長年無視されたのか、その原因の1つであること、そしてこのような悲惨な暴力の再発を防止するために取り組まなければならないと結論付けた。

アクションしてください。

スペイン語、英語または母語で以下の内容のアピール文を作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、電報あるいはファックスで、できるだけ早く送ってください。同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。

  • 検察官事務所が1990年代の強制不妊手術の被害者の2,000件以上の事件を終了させたこと、マリア・マメリタ・メスタンサ・チャベスの事件だけしか医療専門家に対する起訴をしていないことに失望を表明してください。
  • この家族計画プログラムを実施した医療専門家が不妊手術割り当て数を満たすという圧力を政府当局から受けていたこと、および、ほとんどの事件で女性たちが自由意思と告知に基づいた同意をしていなかったことを示す膨大な証拠を考慮して、この決定を再考するよう要請してください。
  • 当局に対し、ジェンダー、人種、経済的状況に関わらず、すべての人びとに性と生殖に関する権利を保証する義務があること、および、この施策によって影響を受けたすべての女性とその家族に対し真実・正義・補償の権利を保証する義務があることを指摘してください。

宛先
ウマラ大統領
Ollanta Humala Tasso
Despacho Presidencial, Jirón de la Unión s/n Primera Cuadra- Cercado de Lima, Perú
Fax: +511 311 4700
Email: bcamacho@presidencia.gob.pe / secretariageneral@presidencia.gob.pe
Twitter: @Ollanta_HumalaT
書き出し: Mr. President / Sr. Presidente

外務大臣
Eda Rivas Franchini
Ministerio de Relaciones Exteriores del Perú
Jirón Lampa 545, Lima 1, Perú
Fax: +511 204 2410
Email: erivas@rree.gob.pe
書き出し: Dear Minister / Estimado Sr. Ministro

アピール例文

Ollanta Humala Tasso
Despacho Presidencial,
Jirón de la Unión s/n Primera Cuadra- Cercado de Lima,
Perú
↑ここに宛先を記入

Mr. President,
↑ここに書き出しを記入

I am writing to express my dismay that the Public Prosecutor’s office has closed more than 2,000 cases of victims of alleged forced sterilization during the 1990s and only filed charges against health professionals in the case of María Mamérita Mestanza Chávez.

I urge you to review this decision in view of the vast evidence suggesting that health professionals implementing this family planning program were pressured by government authorities into meeting sterilization quotas and that in most cases women did not give their free and informed consent.

I think that you should guarantee the sexual and reproductive rights of all people without discrimination based on gender, race or economic situation, and should guarantee the right to truth, justice and reparation to all women and their relatives who were affected by this practice.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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