最新情報:
2014年9月12日 (stop情報)
国名:
オマーン
対象者:
4人のオマーンの男性
期限:
2014年10月12日
配信日:
2014年9月12日
UA No:
127/2014

恣意的に逮捕され拘束されていた4人のオマーンの男性が7月12日、起訴されずに釈放された模様だ。拘束中、虐待的な扱いを受けていた可能性がある。

イブラヒム・アブドラ・ジュムア・アル=バルシ、ナセル・アル=エヤイ、サイド・アル=ゼイディ、タラル・ムハンマド・アル=ママリの4人は7月12日、「人権支援活動への参加と国の分離挑発を止める」という誓約書に署名させられた上で、起訴されずに、釈放されたことがわかった。刑事訴訟法では、拘束が正当化されない場合や釈放しても取り調べに影響しないと場合は、検察は拘束者を釈放してもよいとしている。

釈放の直前まで、4人は独房に入れられ、外部との連絡手段を与えられなかった。これ自体が非人道的、虐待的な扱いだといえる。

ビジネスマンのアル=バルシは、アラブ首長国連邦で生活し働いているが、5月6日、UAEの国境検問所の近辺で逮捕された。また同じ日に、オマーンの官庁に勤務するアル=エヤイとアル=ゼイディ、教師のアル=ママリも逮捕された。彼らは、首都マスカットにある警察本部に呼び出され2日間の取調べ後に逮捕された。

この緊急行動に参加してくださったすべての人びとに心から感謝します。アムネスティは、今後も状況の監視を続けますが、緊急行動はひとまず終了します。