最新情報:
2015年6月20日 (stop情報)
更新履歴:
2015年6月 1日
国名:
ウクライナ
対象者:
プライドパレード参加者(男女)
期限:
2015年7月20日
配信日:
2015年6月20日
UA No:
119/2015

キエフで6月6日、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・インターセックス(LGBTI)の人たちのプライドパレードが催されたが、警察が適切に保護しなかったために、参加者が暴行を受け、パレードは台無しになった。

個人的な立場のフランス、アメリカ、ドイツ、スウェーデンの外交官を含む約250人が参加したプライドパレードは、同性愛を嫌悪する者らの暴力で妨害された。プライドパレードの間、1500人の警官がいたにもかかわらず、警察側のデモ主催者との調整不足と退避計画の不在により、反デモの人たちの攻撃を受けた。警官5人とデモ参加者10人が負傷した。警官1人は重体だ。

デモに先立ち、ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領は、参加者には表現の自由と平和的集会の自由の憲法が認める権利があるとパレードを支持していた。また、キエフ市議会も過去のように裁判所にデモ禁止命令を申請することはなかった。

アムネスティ・インターナショナルのメンバーは、デモ保護を求める約2万筆の署名を当局に提出していた。また、今回の暴力行為を伝える報道発表を行った。デモについての詳細なレポートとビデオを間もなく発表する。

本件に関するアクションはこれで終わります。アピール文を送っていただいたすべての方々にお礼申し上げます。