最新情報:
2017年3月17日 (stop情報)
更新履歴:
2015年10月21日
国名:
インド
対象者:
サントシュ・ヤダヴ(男性)
期限:
2017年4月17日
配信日:
2017年3月17日
UA No:
224/2015

拘束されていたジャーナリストのサントシュ・ヤダヴさんは3月9日、最高裁に保釈を認められ、釈放された。ただし、保釈条件として、毎日地元の警察に出頭することを義務付けられている。

ヤダヴさんは、チャッティースガル州の特別公安法と違法活動禁止法に違反した容疑で2015年9月に逮捕され、起訴された。同州パスタル県の先住民アディバシのコミュニティに仕事で関わったことが問題視されたと思われた。

違法活動禁止法は、「テロ活動」や「違法団体への加入」など拡大解釈が可能な法律だ。起訴前の勾留は180日まで延長可能で、国際法基準よりはるかに長い。特別公安法にも「違法な活動」というあいまいな言葉が使われている。国連人権擁護活動家に関する特別報告者は、この2つの法律の廃止を求めている。

2016年11月に、弁護人が保釈を請求し、今年2月27日、保釈が認められた。最高裁は保釈にあたり、毎日1回警察へ出頭すること、また市外に出る際は警察に通知すること、という条件を付けた。

ヤダヴさんはアムネスティに、「アムネスティの活動に心から感謝します。あなた方のようには、誰も支援してくれなかったし、面会にも来てくれなかった」、「ジャーナリストがいとも簡単に投獄されてしまう現状では、すぐに仕事に戻る意欲が湧かない」と語っていた。

アピールをお送りくださり、ありがとうございました。このUAに関するアクションはこれで終了します。