- 最新情報:
- 2017年3月17日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2015年10月21日
- 国名:
- インド
- 対象者:
- サントシュ・ヤダ(男性)
- 期限:
- 2017年4月17日
- 配信日:
- 2015年10月21日
- UA No:
- 224/2015
ジャーナリストのサントシュ・ヤダフさんは、9月29日以来、インド中部にあるチャッティースガル州で拘束されている。警察の人権侵害を記事にしたために、容疑をねつ造されたと思われる。
ヤダフさんはフリージャーナリストとして活動している。そのジャーナリストとしての活動が影響して、暴動、共同謀議、殺人に関与し、非合法のインド共産党や武装グループに参加するなどしたというねつ造された容疑で、9月29日に逮捕された。現在、チャッティースガル州特別公安法と非合法活動(阻止)法の下で拘束されているが、両方とも国際的人権基準や他の法を侵害している。
ヤダフさんは、チャッティースガル州バスター地区の先住民族であるアディヴァシコミュニティーについて記事を書いた。これを当局が問題視したと思われる。
ヤダフさんの弁護士は、「彼は、アディヴァシ地域での警察の残虐行為について報道する数少ないジャーナリスト」だという。また、国内外のジャーナリストとつながりがあり、紛争地域にあるアディヴァシ住民の窮状にメディアの注意を向ける極めて重要な役割を果している。
10月5日、地元裁判所はサントシュ・ヤダフさんに10月20日までの再勾留を命じた。
弁護士によると、彼は以前から当局に嫌がらせを受けていたという。6月には、警察に裸にされ、殴打されたという。バスター地区のジャーナリストは、その仕事ゆえに日常的に標的にされているという。同州のジャーナリストらは、州当局が1カ月以内に容疑を証明できないのであれば逮捕に抗議する予定だ。
- 最新情報:
- 2017年3月17日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2015年10月21日
- 国名:
- インド
- 対象者:
- サントシュ・ヤダヴ(男性)
- 期限:
- 2017年4月17日
- 配信日:
- 2017年3月17日
- UA No:
- 224/2015
拘束されていたジャーナリストのサントシュ・ヤダヴさんは3月9日、最高裁に保釈を認められ、釈放された。ただし、保釈条件として、毎日地元の警察に出頭することを義務付けられている。
ヤダヴさんは、チャッティースガル州の特別公安法と違法活動禁止法に違反した容疑で2015年9月に逮捕され、起訴された。同州パスタル県の先住民アディバシのコミュニティに仕事で関わったことが問題視されたと思われた。
違法活動禁止法は、「テロ活動」や「違法団体への加入」など拡大解釈が可能な法律だ。起訴前の勾留は180日まで延長可能で、国際法基準よりはるかに長い。特別公安法にも「違法な活動」というあいまいな言葉が使われている。国連人権擁護活動家に関する特別報告者は、この2つの法律の廃止を求めている。
2016年11月に、弁護人が保釈を請求し、今年2月27日、保釈が認められた。最高裁は保釈にあたり、毎日1回警察へ出頭すること、また市外に出る際は警察に通知すること、という条件を付けた。
ヤダヴさんはアムネスティに、「アムネスティの活動に心から感謝します。あなた方のようには、誰も支援してくれなかったし、面会にも来てくれなかった」、「ジャーナリストがいとも簡単に投獄されてしまう現状では、すぐに仕事に戻る意欲が湧かない」と語っていた。
アピールをお送りくださり、ありがとうございました。このUAに関するアクションはこれで終了します。