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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:
パレスチナの人権活動家2名が裁判に

最新情報:
2016年12月13日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
ファリド・アル=アトラシュ、イッサ・アムロ(男性)
期限:
2017年1月20日
配信日:
2016年12月13日
UA No:
278/2016

パレスチナ人の人権擁護活動家であるファリド・アル=アトラシュさんとイッサ・アムロさんは、表現と集会の自由の権利に関連する容疑で、イスラエルの軍事裁判を受ける。二人とも有罪となれば投獄されることになる。11月23日の審理で彼らの弁護士は多数の罪状の破棄を求め、審理は12月21日まで延期された。

被占領西岸地区のヘブロン市内のパレスチナ住民や活動家は、イスラエル当局が旧市街のアル=シュハダ通りを封鎖して以来22年になるのを記念し、また市内のパレスチナ人に科された差別的な移動制限措置の廃棄を求めて、2月26日に平和的な抗議行進を実施した。

抗議行動の間、イスラエル軍は抗議者たちに音響爆弾を投げつけたり、催涙ガスを発射したりして、ファリド・アル=アトラシュ弁護士を逮捕した。イスラエル軍は後に、違法なデモへの参加や兵士への攻撃などの罪状で、彼をラマッラー近郊のオフェール軍事法廷に出廷させた。逮捕の様子を撮ったビデオは、ファリド・アル=アトラシュさんの陳述を裏付けていた。軍兵士の前でポスターを掲げていると、押されて引きずられ、多くの兵士に暴力的に逮捕された。

「入植地に反対する若者たち」という団体のコーディネーターであるイッサ・アムロさんは、ヘブロンで活動するその団体の拠点で、2月29日、イスラエル警察に逮捕された。最初、2月26日の抗議行動での役割が法に触れるとして逮捕されたが、6月7日には、「兵士に対する侮辱」から「襲撃」に至るまでの18件の罪状を突きつけられた。罪状のいくつかは2010年までさかのぼるものであった。イッサ・アムロさんは罪状すべてを否認し、収監中に2回、警察に殴打されたと述べている。また軍や警察、入植者たちからの脅迫や嫌がらせをうけてきた。

11月23日のオフェール軍事法廷での審理で、イッサ・アムロさんとファリド・アル=アトラシュさん2名の弁護士は、イッサ・アムロさんに対する多くの罪状をすべて破棄するよう求めた。罪状にある事件時の年齢、そして警察の機密ファイルに由来するものがいくつかあったのが、その理由である。ファリド・アル=アトラシュさんに対する罪状については論点とならなかった。検察は対応のための時間を要求し、審理は12月21日まで延期された。両名に対する罪状に根拠はなく、単に人権活動家としての活動に関係しているだけにすぎないと考えられる。

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追加情報

イッサ・アムロさんはヘブロンで「入植地に反対する若者たち」という団体を運営するパレスチナの人権活動家である。彼と彼の団体は、ヘブロンの違法入植地及び市内でのイスラエル当局によるパレスチナ人への差別的な制限措置に反対する非暴力活動を行なっている。イッサ・アムロさんは市内での人権侵害を記録し、平和的抗議行動を組織し、入植地とイスラエルの軍事占領についての情報を訪問者やジャーナリスト、外交官たちに伝えたりしている。ファリド・アル=アトラシュさんはパレスチナ人弁護士、人権擁護活動家で、人権独立委員会ヘブロン事務所長である。この委員会はパレスチナ当局を厳しくチェックするパレスチナの人権組織である。2016年2月26日の抗議行動中に彼が逮捕された時のビデオは次のURLから視聴できる。https://www.youtube.com/watch?v=JCeeS2C6kWY

ヘブロンは東エルサレムから離れているが、イスラエル人入植者が市中心部に暮らす唯一の西岸地区のパレスチナの都市である。4つの飛び地となった入植地がヘブロン旧市街の中にあったり隣接したりしており、そこに約800人の入植者が生活している。加えて、ヘブロン市のはずれにある2つの入植地には7,000人余りの入植者が暮らしており、普通に市内に入っている。1994年2月25日には、ムスリムとユダヤ人にとっての聖地であるアブラハム・モスク/マクペラの洞穴で祈るパレスチナ人29名をイスラエル人入植者が射殺し、多数を負傷させた。殺人事件の後、イスラエル当局は市内のパレスチナ住民に厳格かつ差別的な一連の制限措置を科し、元は市の商業中心地であったアル=シュハダ通りの多くを封鎖した。これはまったくパレスチナ人に対する措置であり、一方、イスラエル人入植者たちや彼らを訪ねるイスラエル人には自由な通行を許可した。

移動制限措置は長年に渡って続いており、またイスラエル軍は時々追加的に夜間外出禁止や封鎖を施行してきた。それは長期に渡る場合もあり、パレスチナ人がイスラエルの兵士や民間人を襲撃した時などがそうであった。パレスチナ人たちはアル=シュハダ通りなど旧市街のいくつかの通りを歩くことさえ禁止されている。イスラエル人入植者及び彼らを訪ねるイスラエル人には、いかなる制限も加えられていない。2015年10月以降、被占領パレスチナ地域とイスラエルでの暴力事件が増加すると、イスラエル当局はヘブロン旧市街内外のパレスチナ人に対する恣意的かつ差別的な移動制限措置を増やし、一部を「軍事封鎖地域」と宣言したりした。

市内の人権活動家たちはイスラエルの軍や警察、入植者たちからの一連の嫌がらせと長く向き合ってきた。イッサ・アムロさんはしばしば脅迫され、時にはイスラエル人入植者から襲撃も受けたが、それもイスラエルの兵士や警察の面前で起きたことがしばしばだった。(次の英文を参照。https://www.amnesty.org/en/latest/news/2016/11/israel-opt-drop-baseless-charges-against-palestinian-human-rights-defender/ ) イッサ・アムロさんは、イスラエル軍によって何度も逮捕され、手錠をかけられ、目隠しをされ、釈放されるまで数時間、勾留されたと述べている。しかし、公式には逮捕は記録されていないという。彼によると、市内のイスラエル人入植者たちをなだめることを意図した見せしめの実力行使として、イスラエル軍はそのようなことをしているのだという。

「許可なく行進に参加」などイッサ・アムロさんが突きつけられている罪状のいくつかは、国際基準では明確な刑事犯罪とはなっていない。襲撃したという罪状の1つには2013年3月20日の抗議行動での事件が言及されているが、それは彼が既に逮捕された後に起きたことであり、その時点は彼はいなかった。現場のビデオは事件に責任のある別の男性をはっきりと示しているが、その際に入植者のカメラは壊された。(次のビデオを参照。https://www.youtube.com/watch?v=OVGaQGnM2Bw ) この抗議行動は平和的なもので、米国のバラク・オバマ大統領の被占領パレスチナ地域訪問に合わせたものだった。抗議参加者たちはオバマの顔のマスクを着け、「私には夢がある」と書かれたTシャツを着て、パレスチナの旗を振った。この行動は当局から政治的と見なされたため犯罪とされた。

アクションしてください。

ヘブライ語、英語で、アピール文を作り、ファックス、Eメールのいずれかで、できるだけ早く送ってください。以下の文面内容と英文サンプルをご利用ください。

  • イスラエル当局に対し、イッサ・アムロさんとファリド・アル=アトラシュさんに対する罪状すべてを即時破棄するよう要請する。
  • イスラエル当局に対し、イッサ・アムロさんや、被占領パレスチナ地域のその他の人権擁護活動家たちへの嫌がらせを即時停止するようイスラエル当局に求める。
  • イスラエル当局に対し、イスラエル警察に殴打されたというイッサ・アムロさんの申し立てを直ちに調査し、十分な証拠が見つかった場合は責任者を訴追するよう求める。

宛先
Prime Minister (イスラエル首相)
Benjamin Netanyahu
Office of the Prime Minister
3 Kaplan St, PO Box 187
Kiryat Ben-Gurion
Jerusalem 91950, Israel
Email:pm_eng@pmo.gov.il
書き出し: Dear Prime Minister

Military Judge Advocate General(イスラエル軍法務総監)
Brigadier General Sharon Afek
6 David Elazar Street
Hakirya
Tel Aviv,
Israel
Fax: +972 3 569 4526
Email:Mag@idf.gov.il
書き出し:Dear Brigadier General

コピーの宛先
Minister of Defence
Avigdor Liberman
Ministry of Defence
37 Kaplan Street
Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel
Fax: +972 73 323 3300
Email:minister@mod.gov.il

アピール例文

Prime Minister
Benjamin Netanyahu
Office of the Prime Minister
3 Kaplan St, PO Box 187
Kiryat Ben-Gurion
Jerusalem 91950, Israel
↑ここに宛先を記入

Dear Prime Minister,
↑ここに書き出しを記入

I am writing to ask you to immediately drop all the charges against Issa Amro and Farid al-Atrash.

I also urge you to put an immediate end to harassment of Issa Amro and other human rights defenders in the Occupied Palestinian Territories.

Lastly I request you to immediately investigate Issa Amro’s claims of beatings by the Israeli police, and prosecute those responsible if sufficient evidence is discovered.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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