- 最新情報:
- 2018年5月18日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2017年2月 1日
- 国名:
- 大韓民国
- 対象者:
- リー・ジンヤン(男性)
- 期限:
- 2018年6月18日
- 配信日:
- 2017年2月 1日
- UA No:
- 020/2017
リー・ジンヤンさん(67才)は、韓国当局が北朝鮮の利益となるとみなす情報をネットで配信して逮捕された。2017年1月5日以来拘束されているが、2月4日までに釈放か起訴される見込みだ。
電子図書館「労働者の本」を運営するリー・ジンヤンさんは、反政府組織に利益となるとみなされる資料をネットに掲載し、この掲載が、国家安全法(NSL)違反の容疑をかけられた。裁判所は、逃亡や証拠隠滅の可能性があるとして、リーさんを裁判前の拘禁を認めた。ただし、検察は30日以内に起訴するか、釈放しなければならない。
逮捕時、100冊以上の本、研究書類10 本、ハードディスク1台などが、証拠品として押収された。これらの資料は北朝鮮を意味する反政府組織を利するとみられているが、その多くは公立図書館や書店で簡単に手に入る。
リーさんは韓国の民主化運動の時、政治哲学の勉強会を主催し、NSLの下、2010年に鉄道労働者の仕事を解雇され、ストライキを指導したとして罰金を科された。昨年には74日間のストライキに参加した。今回、NSL第7条違反で有罪となれば、最長7年の刑を受ける可能性がある。
第7条の文言はあいまいで、治安を脅かす可能性がない場合でも拘束する手段によく用いられる。北朝鮮に資するとみなされる資料を出版・配布した場合に、脅迫・投獄などの弾圧の手段となる。これらの取調べ、拘禁、起訴は、特に韓国政府の政策に批判的だとみなされた個人の表現、意見、結社の自由の侵害する。
- 最新情報:
- 2018年5月18日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2017年2月 1日
- 国名:
- 大韓民国
- 対象者:
- リー・ジンヤン(男性)
- 期限:
- 2018年6月18日
- 配信日:
- 2018年5月18日
- UA No:
- 020/2017
電子図書館「労働者の本」を運営するリー・ジンヤンさんが、国家安全法違反に問われた裁判の控訴審が4月11日、ソウル高等裁判所であり、一審の無罪判決が支持された。
リー・ジンヤンさんは昨年1月、反政府組織を利する情報を流布させたとして逮捕され、勾留された。翌月、国家安全法違反で起訴され、7月、ソウル南部地方裁判所で無罪判決を言い渡され、釈放された。
検察側が控訴したが、今回、二審のソウル高等裁判所でも地裁の無罪が支持された。検察側は上告する可能性もあるが、無罪判決が覆される可能性は低く、リー・ジンヤンさんが再度勾留される可能性は少ない。
リー・ジンヤンさんの釈放を要請するUAにご参加いただき、ありがとうございました。今回で、この件の活動は終わります。