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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:
パレスチナの少年の行政拘禁を更新

最新情報:
2017年2月16日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
アーマド・アズミ・アブドゥラーマン・ハナシェ(男性)
期限:
2017年3月28日
配信日:
2017年2月16日
UA No:
037/2017

パレスチナ人で17才のアーマド・アズミ・アブドゥラーマン・ハナシェさんは2016年8月1日、イスラエル軍に逮捕された。当初6カ月間の行政拘禁命令を受け、1月31日にはさらに2カ月間、更新された。

エルサレムの南にあるヘブロンのドゥラ出身のアーマド・アズミ・アブドゥラーマン・ハナシェさんは2016年8月10日、オフェール軍事法廷で6カ月間の行政拘禁命令を下された。1月31日、行政拘禁は3月31日まで延長された。

2016年8月1日の午前2時頃、アーマド・アズミ・アブドゥラーマン・ハナシェさんは、ヘブロンのドゥラにある自宅でイスラエル軍によって逮捕された。

彼が弁護士に語った所によると、後ろ手に縛られ、目隠しをされ、軍用トラックでどこかに連れて行かれたという。そこでは2時間、彼は地面に座らされたという。後日、ヨルダン川西岸地区のエルサレムの南にあるグッシュ・エツィオン拘置所に移送された。入浴したいという要望は拒否され、医師の診察もなく、食べ物も与えられなかった。その後、西岸地区のオフェール監獄に移され、6名の大人と同房にいれられた。

アーマド・アズミ・アブドゥラーマン・ハナシェさんはイスラエル軍に尋問され、有罪となる証拠を得ていると言われた。投石とフェイスブックに扇動的な画像を載せたことで罪を問われた。フェイスブックのパスワードを求められた。

そのフェイスブックのページによれば、彼は尋問した人物に対して、2016年4月にフェイスブックのアカウントに関連して逮捕されて10日間、拘禁されたことがあるが、その後、問題の内容は削除したと伝えた。彼が尋問者に自分のフェイスブックのアカウントをチェックするよう提案した際、尋問者は誰かに写真を削除するよう依頼したのだと彼をなじった。

アーマド・アズミ・アブドゥラーマン・ハナシェさんは2016年8月7日、2度目の尋問を受けた。尋問後、彼は供述書に署名した。2016年8月10日、彼は6カ月間の行政拘禁命令を受け、1月31日には拘禁を3月31日まで延長された。彼の弁護士は行政拘禁命令を更新したこの決定についてイスラエル高等裁判所に訴えるつもりだ。行政拘禁命令は起訴や裁判なしに無期限拘禁できる。

この命令はパレスチナ人に対してイスラエル軍が広く使っているもので、無期限に更新できる。

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追加情報

アーマド・アズミ・アブドゥラーマン・ハナシェさんに対する今の行政拘禁命令は2017年3月31日に失効するが、逮捕された時、彼は11年生であった。(訳注:パレスチナは10-2制の12学年制)アーマド・アズミ・アブドゥラーマン・ハナシェさんの父親、アズミ・アブドゥラーマン・ハナシェさんは病気に苦しんでおり、息子に頼っていた。

彼はアムネスティ・インターナショナルに対して息子が現在、拘禁されていることについて話し、即時釈放されることを求めた。なぜ息子が拘禁されたのか、いつ釈放されるかも分からないと付け加えた。「アーマドは子どもだ。無期限の投獄などありえない。もし、間違ったことをしたのなら、更生施設に送るべきだよ。息子は支援と助けを必要としている。わしらと離れて独りぼっちで監獄に閉じ込められる必要なんてない」と彼は言った。彼は涙を流しながら、「わしはとても辛い時を過ごしている。何もかもアーマドに頼ってきたもんだ。今は誰もいない。息子がいなくて寂しいし、息子がそばにいてほしいんだ。息子が監獄に入れられてから、自分の体の具合も悪くなっている。このせいで気持ちも身体も悪くなってしまった」と付け加えた。

行政拘禁は表向き、治安に著しくかつ差し迫った危険をもたらす人びとを拘禁するための例外的措置として導入されたものだが、犯罪容疑者を逮捕、起訴、訴追したりする刑事司法制度の代替手段として、あるいはまったく罪のない人びとを拘禁するためにイスラエルによって利用されてきた。この命令は無制限に更新可能で、イスラエルによって行政拘禁されているパレスチナ人の中には、言論・結社の自由の権利を平和的に行使しただけで拘禁された良心の囚人がいると、アムネスティは考える。

2015年10月以降、イスラエルと被占領パレスチナ地域での暴力事件が劇的に増えた。被占領パレスチナ地域において緊張が高まる中、イスラエル当局は大量逮捕やさらなる行政拘禁命令の発令で対応してきた。未成年者に対する行政拘禁の再開も含まれる。イスラエルの人権組織、ブツェレムによると2016年8月末時点で行政拘禁された人びとは644名いた。2015年8月は341名であった。

2004年から2008年の間、行政拘禁されたパレスチナ人の未成年者は多数いたが、2011年12月までは着実に減少していった。2011年12月時点で行政拘禁されていた未成年者はたった1名であった。2015年10月、エルサレムのIDを持つ17歳の3名が、ほぼ4年ぶりに行政拘禁された未成年者となった。2016年8月末時点で、行政拘禁されている未成年者は10名であった。その中で、アーマド・アズミ・アブドゥラーマン・ハナシェさんがただひとり現在も行政拘禁されつづけている。

2016年11月に17才で逮捕された別の人物も、現在、行政拘禁命令のため勾留されている。彼は獄中で18才の誕生日を迎えた。国際人権法によれば、未成年者の拘禁は最後の手段としてのみ行なわれうるもので、それも適切な最短期間であるべきで、拘禁に代わる適切な代替措置が利用できるようになっていなければならない。

イスラエルにおいて行政拘禁されている未成年者は拘禁に対する異議申し立ての権利を奪われている。国連の子どもの権利条約の下でのイスラエルの義務に沿った、法廷「もしくは他の資格ある独立的、中立的な公的機関」において「異議申し立てについて迅速な決定を得る権利」である。子どもとして適切な保護を受ける権利は、大人たちと一緒に拘禁されていることなどでないがしろにされている。

アクションしてください。

英語またはヘブライ語で、アピール文を作り、ファックス、Eメールのいずれかで、できるだけ早く送ってください。以下の文面内容と英文サンプルをご利用ください。

  • 明確な罪状で起訴され、少年司法の国際基準に即した手続きで裁かれるのでなければ、アーマド・アズミ・アブドゥラーマン・ハナシェさんと18歳未満で行政拘禁されている人びとすべてを釈放するよう、イスラエル当局に対して求める。
  • 行政拘禁されているすべての未成年者が家族や弁護士と定期的に面会するのを許されること、少年司法の国際基準に沿って、本人にとっての最良の利益に反しない限りは常に成年者とは別に収容されることを当局に要請する。
  • 当局に対し、行政拘禁を停止するための措置を直ちに講じるよう求める。

宛先
Minister of Defence(イスラエル国防相)
Avigdor Liberman
Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel
Email:minister@mod.gov.il,pniot@mod.gov.il
Fax: +972 3 691 6940
書き出し: Dear Minister

Commander of the IDF – West Bank(イスラエル国防軍西岸地区司令官)
Major-General Roni Numa
GOC Central Command
Military Post 02367, Battalion 877
Israel Defense Forces, Israel
Fax: +972 2 530 5741, +972 2 530 5724
書き出し: Dear Major-General Roni Numa

Minister of Public Security (公安大臣)
Gilad Erdan
Kiryat Hamemshala
PO Box 18182
Jerusalem 91181, Israel
Fax: +972 2 584 7872
Email:gerdan@knesset.gov.il
書き出し: Dear Minister

コピーの宛先
イスラエル国大使館
〒102-0084 東京都千代田区二番町3
特命全権大使:ルート・カハノフ 閣下
Her Excellency Ms. Ruth KAHANOFF

アピール例文

Minister of Defence(イスラエル国防相)
Avigdor Liberman
Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel
↑ここに宛先を記入

Dear Minister;
↑ここに書き出しを記入

I am writing to ask you to release Ahmad Azmi Abdurrahman Hanatsheh and all others who have been placed under administrative detention when they were under 18, unless they are charged with a recognisable offence and tried in proceedings that adhere to international standards of juvenile justice.

I urge you to ensure all child administrative detainees are allowed regular visits from their family and lawyers and kept separately from adults at all times, unless this is counter to their best interests, in line with international standards of juvenile justice.

Lastly I request you to take immediate steps to end the practice of administrative detention.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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