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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:
イスラエル 行政拘禁されている2人のパレスチナ人女性

最新情報:
2017年8月12日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
ハリダ・ジャーラル、ヒタム・サーフィン(女性)
期限:
2017年9月19日
配信日:
2017年8月12日
UA No:
187/2017

パレスチナ議会議員のハリダ・ジャーラルさんと女性連合のリーダー、ヒタム・サーフィンさんは、7月2日以来イスラエル当局に起訴も裁判もない無期限拘禁を命じられ、拘禁されてきた。

2人は、市民団体のリーダーでもある。2人の代理人のアッダミール協会の弁護人によると、7月9日、サーフィンさんは、イスラエル軍司令官から3カ月間の行政拘禁を命じられた。この決定は7月12日、軍判事に追認された。ジャーラルさんは、7月12日に6カ月間の行政拘禁命令を受けた。この命令は、7月18日に軍判事に追認された。1回の命令での拘禁は、最長で6カ月だが、更新は何度でも可能だ。つまり、行政拘禁命令には、事実上期限がなく、さらに事前の更新通知もない。

目撃者たちによると7月2日の早朝、被占領ヨルダン川西岸地区ラマッラー近郊の自宅にいたサーフィンさんは、4、50人のイスラエル兵士に踏み込まれ、逮捕された。このとき、電話やタブレット、パソコンのハードディスクドライブなども押収された。同じ日の朝、ラマッラーの自宅にいたジャーラルさんも同様に逮捕された。

当初、2人はラマッラー近郊の軍施設に拘禁されていたが、7月2日にイスラエル国内の刑務所に移された。被占領地域の被拘禁者は、当該地域内で収容されなければならず、イスラエル内の刑務所に移したのは、国際人道法違反にあたる。当局は、2人が非合法組織のメンバーだと主張するが、2人は否定している。

他の行政拘禁の場合と同様に、2人を拘禁する根拠は開示されていないため、本人や弁護団が対応策を検討することもできない。このような状況は、公正な裁判の基準に違反する。

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追加情報

ヒタム・サーフィンさん(54才)はパレスチナ女性委員会連合の議長を務める。この組織は、西岸地区とガザ地区のコミュニティレベルでの、女性の経済的、社会的発展のために活動している。サーフィンさんは、地元や海外のフォーラムで数十年、パレスチナ人女性の経済的、民族的、社会的解放のために率直に発言してきた。ヒタム・サーフィンさんは被占領パレスチナ地域における卓越した教育者であり、市民団体のリーダーだ。家族によると、ヒタム・サーフィンさんの18才の末っ子が、オフェール軍事基地でイスラエルの諜報局員に、出頭を命じられた。息子は、自身や母親の、社会的、政治的見方や活動などについて尋問された。

ハリダ・ジャーラルさん(54才)は、パレスチナの議員であり、パレスチナの土地をイスラエルが占領していることやパレスチナがイスラエル軍と治安協力していることを率直に批判してきた。ジャーラルさんは人権団体のアッダミール協会の役員会のメンバーで、「国際刑事裁判所フォロー・アップのためのパレスチナ高等国家委員会」の委員をしている。これまで、パレスチナの囚人やその家族の権利擁護を強く訴えてきた。1998年から科されている渡航禁止措置など、当局による嫌がらせや脅迫を数十年、受けてきた。当局は、繰り返しジャーラルさんは治安上の問題人物だと主張してきた。しかし、2015年4月まで、当局は彼女を何らかの罪状で起訴したことはなかった

ジャーラルさんは、2015年4月2日、ラマッラーの自宅で軍兵士に逮捕され、行政拘禁された。この行政拘禁命令について、同月15日の審理で、軍検察は、ジャーラルさんは武装部門を有するパレスチナ解放人民戦線(PFLP)という非合法政党への加入、イスラエル軍兵士誘拐の教唆など12の容疑があるとした。そのような容疑をジャーラルさんは、強く否定し、弁護団も根拠がないと主張していた。しかし、軍事法廷での不公平な裁判の結果、教唆など4つの罪で有罪となった。ジャーラルさんは、14カ月間、服役し、2016年6月、執行猶予5年で釈放された。

イスラエルは、パレスチナ人に対して行政拘禁を広く行なっており、起訴されないまま拘束、拘禁されていることへ反発するパレスチナ人の被拘禁者や受刑者の多くが一斉にハンストをしていた。行政拘禁は表向き、治安に著しくかつ差し迫った危険をもたらす人を拘禁するための例外的措置として導入されたものだ。しかし、イスラエル当局は、犯罪容疑者を起訴する刑事司法制度の代替手段として、あるいはまったく罪のない人を拘禁するために、行政拘禁を利用してきた。1回の命令での拘禁期間は、最長6カ月だが、無制限に更新可能で、拘禁されているパレスチナ人の中には、言論・結社の自由の権利を平和的に行使しただけで拘禁された良心の囚人がいると、アムネスティは考える。イスラエルのNGO、ハモウクド(個人を守るセンター)によると、イスラエルは8月時点で起訴も裁判もしないまま465人を行政拘禁している。

アクションしてください。

英語またはヘブライ語でイスラエル当局への以下の内容を盛り込んだメッセージを作り、ファックス、メール、航空書簡(全世界90円)のいずれかで、できるだけ早く送ってください。英語の要請例文が後に続きます。こちらをご利用いただいても結構です。

  • ヒタム・サーフィンさんとハリダ・ジャーラルさんや行政拘禁されているすべての人を、国際法で認知された犯罪で迅速に訴追し、国際法の裁判基準に沿って裁くこと。さもなければ、即時釈放すること。
  • 行政拘禁を停止するための措置を直ちに講じること。

宛先
Minister of Defence (イスラエル国防相)
Avigdor Leiberman
Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel
Email:minister@mod.gov.il,pniot@mod.gov.il
Fax: +972 3 691 6940
書き出し:Dear Minister

Commander of the IDF – West Bank (イスラエル国防軍西岸地区司令官)
Major-General Roni Numa
GOC Central Command
Military Post 02367, Battalion 877
Israel Defence Forces, Israel
Fax: +972 2 530 5741, +972 2 530 5724
書き出し: Dear Major-General Roni Numa

コピーの宛先
Minister of Public Security (イスラエル公安大臣)
Gilad Erdan
Kiryat Hamemshala
PO Box 18182
Jerusalem 91181, Israel
Fax: +972 2 584 7872
Email:gerdan@knesset.gov.il
書き出し: Dear Minister

駐日イスラエル国大使館
〒102-0084 東京都千代田区二番町3
特命全権大使:ルート・カハノフ 閣下
Her Excellency Ms. Ruth KAHANOFF

要請例文

Minister of Defence
Avigdor Leiberman
Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel
↑ここに宛先を記入

Dear Minister,
↑ここに書き出しを記入

I am writing to ask you immediately release Khitam Saafin and Khalida Jarrar and all other administrative detainees or to promptly charge them with an internationally recognizable criminal offense and bring them to trial in conformity with international trial standards.

I also urge you to take immediate steps to end the practice of administrative detention.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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