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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:
イスラエル 行政拘禁中の全員を釈放せよ

最新情報:
2017年10月12日 (更新情報)
更新履歴:
2017年8月12日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
ハリダ・ジャーラル(女性)ら被拘禁者(男女)
期限:
2017年11月20日
配信日:
2017年10月12日
UA No:
187/2017

パレスチナ女性連合のリーダーであるヒタム・サーフィンさんが10月1日、イスラエルのハシャロン刑務所から釈放された。この3カ月間、起訴も裁判もないまま、行政拘禁されていた。パレスチナの議員であるハリダ・ジャーラルさんは6カ月間の行政拘禁命令の下、ハシャロン刑務所に収容されたままだ。

両名の代理人であるアッダミール協会の弁護団によると、イスラエルの軍司令官は7月9日にサーフィンさんに行政拘禁命令を下した。この決定が7月12日、軍判事に追認された。サーフィンさんは、当局に非合法組織のメンバーだと非難されているが、彼女は否定している。釈放後の10月4日、アムネスティ・インターナショナルに、次のメッセージを送ってきた。「私のために動いてくれた人たちに感謝しています。釈放されてうれしいですが、同時にイスラエルの監獄にはまだ56人の女性がいることがつらい。彼女たちはひどい獄中環境に苦しんでいる。特に治療を必要としている人たちにとっては」と。

議員のハリダ・ジャーラルさんは、7月2日からイスラエル国内のハシャロン刑務所に拘禁されてきた。彼女は7月12日に6カ月間の行政拘禁命令を受け、7月18日に軍判事がその決定を追認した。この行政拘禁は、来年1月2日に失効する。しかし、一度の命令での拘禁は、最長で6カ月だが、更新は何度でもできるため、来年1月2日に釈放されるという保証はないのだ。

ジャーラルさんをイスラエル国内のハシャロン刑務所に移送したことは、国際人道法に違反している。被占領地在住の被拘禁者の拘束は、その被占領地内でなければならず、占領側の領内は認められていないのだ。当局は、ジャーラルさんも非合法組織のメンバーだと主張しているが、彼女は否定している。

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追加情報

ヒタム・サーフィンさん(54才)はパレスチナ女性委員会連合の議長を務める。この組織は、西岸地区とガザ地区のコミュニティレベルでの、女性の経済的、社会的発展のために活動している。サーフィンさんは、地元や海外のフォーラムで数十年、パレスチナ人女性の経済的、民族的、社会的解放のために率直に発言してきた。また、彼女は著名な教育者であり、市民社会のリーダーでもある。家族によると、大学生の息子(18才)が1月、大学があるキプロスから帰宅したとき、オフェール軍事基地のイスラエルの諜報局員から出頭を命じられ、尋問を受けた。尋問では、自身や母親の、社会的、政治的見方や活動などについて尋問された。尋問した諜報局員は、7月2日に母親を尋問した人物と同じ人物のようだった。

ハリダ・ジャーラルさん(54才)は、パレスチナの議員で、イスラエルによるパレスチナの土地の占領やイスラエル軍と治安協力するパレスチナを痛烈に批判してきた。ジャーラルさんはまた、人権団体のアッダミール協会の理事で、「国際刑事裁判所フォロー・アップのためのパレスチナ高等国家委員会」の委員をしている。これまで、パレスチナの囚人やその家族の権利擁護を強く訴えてきた。1998年から科されている渡航禁止措置など、イスラエル当局による嫌がらせや脅迫を数十年、受けてきた。渡航禁止措置が解除されたのは、2010年に深刻な慢性疾患のためヨルダンに医療機関で検査を受けた2、3日間のみだった。当局は、繰り返しジャーラルさんは治安上、問題があると言明してきた。しかし、2015年4月まで、当局は彼女をいかなる罪状でも起訴したことはなかった ジャーラルさんは、2015年4月2日、ラマッラーの自宅でイスラエル軍兵士に逮捕され、行政拘禁された。この行政拘禁命令について、同月15日の審理で、軍検察は、ジャーラルさんはパレスチナ解放人民戦線(PFLP)という非合法政党への加入、イスラエル軍兵士誘拐の教唆など12の罪があるとした。そのような容疑を彼女は、強く否定し、弁護団も根拠がないと主張していた。しかし、軍事法廷での不公平な裁判の結果、教唆など4つの罪で有罪となった。14カ月間、服役し、2016年6月、執行猶予5年で釈放された。

両名とも7月2日の夜明け前に自宅をイスラエル軍兵士に急襲され逮捕された。目撃者によると同日の午前3時半に、4、50人の武装したイスラエル兵士が被占領西岸地区ラマッラー近郊、ベイチュニアにあるヒタム・サーフィンさんの自宅に踏み込み、逮捕した。同日の朝4時頃、ラマッラーの自宅にいたハリダ・ジャーラルさんも同様に押し入ってきたイスラエル軍に逮捕された。また、その襲撃で兵士たちはハリダ・ジャーラルさんの電話やタブレット、自宅にあったコンピューターのハードディスクドライブを押収した。

行政拘禁は表向き、治安に著しくかつ差し迫った危険をもたらす人を拘禁するための例外的措置として導入されたものだ。しかし、イスラエル当局は、犯罪容疑者を起訴する刑事司法制度の代替手段として、あるいはまったく罪のない人を拘禁するために、行政拘禁を利用してきた。1回の命令での拘禁期間は、最長6カ月だが、無制限に更新可能で、拘禁されているパレスチナ人の中には、言論・結社の自由の権利を平和的に行使しただけで拘禁された良心の囚人がいると、アムネスティは考える。

イスラエルの人権組織ハモウクドによると、2017年9月時点で起訴も裁判もないままイスラエルによって行政拘禁されている人は、477人いる。

アクションしてください。

英語またはヘブライ語でイスラエル当局への以下の内容を盛り込んだメッセージを作り、ファックス、メール、航空書簡(全世界90円)のいずれかで、できるだけ早く送ってください。英語の要請例文が後に続きます。こちらをご利用いただいても結構です。

  • ハリダ・ジャーラルさんはじめ、行政拘禁されているすべての人びとを、国際的に定められた罪で起訴し、国際的な裁判基準に沿った手続きで裁くのでなければ、彼らを釈放すること。
  • 行政拘禁を停止するための措置を直ちに講じること。

宛先
Minister of Defence (イスラエル国防相)
Avigdor Leiberman
Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel
Email:minister@mod.gov.il,pniot@mod.gov.il
Fax: +972 3 691 6940
書き出し:Dear Minister

Commander of the IDF – West Bank (イスラエル国防軍西岸地区司令官)
Major-General Roni Numa
GOC Central Command
Military Post 02367, Battalion 877
Israel Defence Forces, Israel
Fax: +972 2 530 5741, +972 2 530 5724
書き出し: Dear Major-General Roni Numa

コピーの宛先
Minister of Public Security (イスラエル公安大臣)
Gilad Erdan
Kiryat Hamemshala
PO Box 18182
Jerusalem 91181, Israel
Fax: +972 2 584 7872
Email:gerdan@knesset.gov.il
書き出し: Dear Minister

駐日イスラエル国大使館
〒102-0084 東京都千代田区二番町3
特命全権大使:ルート・カハノフ 閣下
Her Excellency Ms. Ruth KAHANOFF

要請例文

Minister of Defence
Avigdor Leiberman
Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel
↑ここに宛先を記入

Dear Minister,
↑ここに書き出しを記入

I am writing to ask you immediately release Khalida Jarrar and all other administrative detainees or to promptly charge them with an internationally recognizable criminal offense and try them in proceedings that adhere to international fair trial standards.

I also urge you to take immediate steps to end the practice of administrative detention.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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