最新情報:
2019年1月15日 (stop情報)
更新履歴:
2018年2月 5日
国名:
中国
対象者:
甄江華(男性)
期限:
2019年2月15日
配信日:
2019年1月15日
UA No:
235/2017

中国の人権擁護活動家甄江華(Zhen Jianghua)さんは昨年12月28日、国家権力の転覆を図った容疑で懲役2年の実刑判決を受けた。甄さんはネット上で人権活動をする「中国人権キャンペーン」の代表を務めたり、10年以上、社会から取り残された地域の人たちの支援活動に取り組んだりしてきた。これらの活動で表現と結社の自由の権利を行使したが、その行使だけで有罪を受けるという極めて不当な裁判だった。

甄さんは拘束中ずっと、弁護士との接見を許されず、裁判も非公開で行われたことから、裁判の公正さには大いに疑問があった。

甄さんは、人権団体の運営や弱者支援のほか、国のネット検閲に反対し、禁止サイトにアクセスする方法を教えたり、エイズ予防啓蒙プロジェクトを率いたりしたこともあった。

その名前が国際的に知られていないのは、甄さんが意図的に目立たないように活動してきたことが大きい。甄さんを支援してきた地元の人たちは、甄さんの国際的知名度を上げ、国家当局に釈放の圧力をかけたアムネスティに感謝を表した。

アムネスティは、これからも甄さんをめぐる状況を注視します。状況が変われば、なんらかの対応を取る予定です。

このUAは、今回で終了します。当局への働きかけに協力してくださった方々に感謝いたします。ありがとうございました。