最新情報:
2019年5月31日 (stop情報)
更新履歴:
2018年6月 4日
国名:
モロッコ/西サハラ
対象者:
ザイン・アル=アービディーン・エラディー(男性)
期限:
2019年6月30日
配信日:
2019年5月31日
UA No:
076/2018

人権擁護活動で不当に収監されていたザイン・アル=アービディーン・エラディーさんが、4月5日に釈放された。そして、5月15日、難民資格を持つフランスに帰国することができた。

エラディーさんがモロッコで活動していた2014年、「公務員への暴力」や「公共物の破壊」など、根も葉もない容疑で逮捕令状が出された。彼は、その後、フランスに逃れ、難民認定を受けた。昨年4月、父親に会う必要があり、フランス政府発行の渡航書類で、特例的にモロッコに入国したが、空港内で逮捕された。不公正な裁判で1年の実刑判決を受け、収監された。

アムネスティは、エラディーさんの即時無条件の釈放とフランスへの帰国許可を求めてきた。人権擁護のために活動しただけで収監されたからだ。UAなどの活動で、当局の対応が可視化され、フランスに帰国させる圧力にもなった。

本件に関するアクションはこれで終わります。要請文を送付してくださったすべての方に感謝いたします。