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メキシコ:
米とメキシコが画策で難民が危機に

最新情報:
2018年8月28日
国名:
メキシコ
対象者:
期限:
2018年9月27日
配信日:
2018年8月28日
UA No:
150/2018

米国とメキシコの両政府は、最近の非公開の協議でメキシコを「安全な第三国」とみなし、米国を希望する難民をメキシコにとどめようと目論んでいる。しかし、メキシコには、難民がとどまるには何かと問題が山積する。

この数カ月間、トランプ政権関係者は、メキシコを「難民にとって安全な第三国だ」という発言を繰り返してきた。米国には、難民の入国を阻止するという意向があるが、難民は、身の危険にさらされるという深刻な問題に直面する。メキシコ政府は、生命や自由が脅かされかねない国への送還を禁止するノン・ルフールマン原則や国際難民法をたびたび無視しているからだ。

メキシコの調査報道誌プロセソは5月17日、18日にワシントンで行われた両国の難民対策の協議項目を入手し、公表した。7月10日、ワシントンポストは、協議は合意に向かっているという記事を載せた。その後、メキシコの外交当局も、プロセソ誌に対し、8月上旬には米国の拠出でメキシコが移民を管理するという旨の合意がまとまることを示唆した。

一方、メキシコに流れ込む難民は増えるばかりだが、難民申請制度は、うまく機能していない。アムネスティが、メキシコにいる非正規移民500人に尋ねたところ、移民管理局に拘束されている人々のうち75パーセントが、難民申請の権利があることを知らされていないという。

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追加情報

米国政府はこれまで、難民や不法移民者の対応をメキシコ政府に委ねようと働きかけてきた。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、メキシコには、毎年40万人から50万人が、南のグアテマラなどとの国境を越えて流れ込むが、その内、半数以上は難民としての保護が必要だ。出身国の多くは、ホンジュラス、ベネズエラ、エルサルバドル、グアテマラなど、治安が著しく悪い国だ。メキシコが2017年に受けた難民申請は14,596件で、そのうちホンジュラスから4,272人、ベネズエラから4,042人、エルサルバドルから3,708人だった。

また、メキシコには、難民保護に関わる国際規約に従った対応を取ってこなかったという問題もある。また、非正規難民が、拉致、行方不明、殺人などに巻き込まれることも多い。もし、米国が、全面的に難民への門戸を閉ざすとなれば、メキシコで犯罪の犠牲になる難民が増えるのは、疑う余地もない。

これまで両政府間には、米国が資金を提供するという前提でなんらかの合意に達するという図式があった。2007年には、米国のジョージブッシュとメキシコのフェリペカルデロンの両大統領が、「メリダ・イニシャティブ」に合意した。この合意のねらいは、麻薬などの犯罪に両国が協力して対応し、米国が、メキシコに治安関係支援として25億ドルを拠出するというもので、現在も続いている。現在行われている「安全な第3国」に関する合意事項は、このメリダ・イニシャティブの見直し時に盛り込まれる可能性がある。

また、米国法では、どの国が「安全な第三国」かは、司法長官の判断に委ねられている。その判断は、しばしば当事国との利害関係に左右される。アムネスティが得た情報では、国土安全保障省は、同省の長官にこの権限を移したいと考えているとのことだ。

アクションしてください。

英語あるいは母語で以下の当局への要請趣旨を盛り込んだ要請文を作り、ファクス、eメール、航空書簡(全世界90円)などで、できるだけ早く送付してください。同じ内容の要請例文が後に続きます。それをご利用いただいても結構です。

  • メキシコに対し、米国政府との間の「安全な第三国」合意を拒否するよう要請する。
  • 米国国務省に対し、メキシコ政府との「安全な第三国」に関する協議を中止するよう要求する。
  • 米国国土安全保障省に対し、メキシコ政府との「安全な第三国」に関する協議の中止と、米国入国を希望する難民の保護を要求する。

宛先
Luis Vidergaray メキシコ外務大臣
Mexican Minister of Foreign Affairs
Plaza Júarez No. 20, Piso 22
Delegación Cuauhtémoc, 06010 CDMX
Email:canciller@sre.gob.mx
Twitter:@LVidegaray
書き出し: Dear Foreign Minister

Kirstjen Nielsen 米国国土安全保障省長官
US Secretary of Homeland Security
Washington, DC 20528,
United States
Email:DHSSecretary@hq.dhs.gov
Twitter:@SecNielsen
書き出し: Honourable Secretary

コピー宛先
アメリカ合衆国大使館
〒107-8420 東京都港区赤坂1丁目10-5
特命全権大使:ウィリアム・F.・ハガティ 閣下

要請例文

Luis Vidergaray
Mexican Minister of Foreign Affairs
Plaza Júarez No. 20, Piso 22
Delegación Cuauhtémoc, 06010 CDMX
↑ここに宛先を記入

Dear Foreign Minister;
↑ここに書き出しを記入

I am writing to express my grave concern on the recent closed-door discussions of the US and Mexico, considering declaring Mexico a “safe third country”. This would block all asylum seekers passing through Mexico from seeking protection in US and force them to stay in dangerous and under-equipped Mexico. This deal which could be agreed in coming weeks should be immediately stopped.

I am calling the relevant authorities of two states to take the following actions:

Mexican authorities are urged to refuse to sign a “safe third country” agreement with the US;

the US State Department is urged to halt any bilateral diplomatic discussions on a “safe third country” agreement with Mexico;

the US Department of Homeland Security should also desist from promoting a “safe third country” agreement with Mexico and ensure people seeking asylum are allowed entry into the US.

Your attention on this matter would be highly appreciated.

Yours respectfully,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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