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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:
行政拘禁されているNGO職員

最新情報:
2018年9月27日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
アイマン・ナセル(男性)
期限:
2018年11月 2日
配信日:
2018年9月27日
UA No:
171/2018

パレスチナのNGO、アッダミールの法務部コーディネーターであるアイマン・ナセルさんに、イスラエル軍の西岸地区司令官より6カ月間の行政拘禁命令が下された。彼は9月9日から起訴や裁判もないまま拘禁されてきた。

9月17日、西岸地区のイスラエル軍司令官がアイマン・ナセルさんに対して6カ月間の行政拘禁命令を出した。この命令は2019年3月8日に失効するが、軍判事による追認が必要だ。アイマン・ナセルさんは現在、被占領パレスチナ地域(OPT)のラマッラー市近郊のオフェール刑務所に収監されている。

9月9日、アイマン・ナセルさんは、被占領パレスチナ地域のラマッラー近郊のサッファ村の自宅で、イスラエル軍に逮捕された。妻のハリーマ・ナセルさんはアムネスティに対し、逮捕の様子を次のように語った。「日曜日の午前2時頃、10人余りのイスラエル兵が自宅に押し入り、私たちを起こし、家を捜索しました。IDカードや携帯電話を一旦取り上げた後、アイマンのもの以外はすべて戻しました。兵士たちは、アイマンと息子2人、アミーン(20才)とナジ(18才)を外に連れ出して尋問しました。1時間ほどたって、アイマンは、私たちに声をかけ、薬を持った上で、兵士たちに連行されました。私は、すごく気が動転していました。夫の体調が心配です」。

妻によると、夫は結腸の炎症や、腰背部の椎間板ヘルニアによる重度の腰痛など病気を抱えている。専門医による定期的な治療が必要だ。

アイマン・ナセルさんは、ラマッラーに拠点があるパレスチナの人権組織、「アッダミール 囚人支援・人権協会」の法務部コーディネーターをしている。

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追加情報

48歳で4人の子の父親であるアイマン・ナセルさんは、エルサレム東部のアブ・ディスにあるアル=クドゥス大学のソーシャル・ワークの学士号と教育社会心理学の修士号を持つ。2008年からアッダミールに勤務し、証拠書類部で調査を担当し、その後、2015年には法務部のコーディネーターとなった。アッダミールによると、彼は、拷問反対連合、死刑反対連合など多くの地元の人権連合において、組織を代表していたという。またサッファ村にあるハンダラ文化センターの創立者の1人であり、会長も務めている。1998年に設立された同センターは、村の若者たちにダンスやスポーツ、芸術、教育のプログラムなどを提供している。

 1992年から1997年にかけて、パレスチナ解放人民戦線(PFLP、武装部門を持つ左翼政党でイスラエルによって非合法化されている)に加入していたことなど複数の罪状でイスラエル当局に訴追され、実刑5年を受け、服役していた。その後も2度、逮捕された。2012年10月15日に逮捕された際は司法取引後に13カ月間、獄中にいた。2014年9月18日に逮捕された際は、1年間、行政拘禁されている。

アムネスティ・インターナショナルは長年にわたって、行政拘禁(表向きは治安に極めてかつ差し迫った危険をもたらす人びとを拘禁する例外的手段として導入)が、良心の囚人を含む政治囚を恣意的に拘禁することができる政治的拘禁の一形態としてイスラエル当局によって正式に利用されてきたこと、また人びとの価値観や政治的提携の容疑を理由に、無実であっても罰することに利用されていることを示す証拠を集めてきた。命令は何度でも更新でき、証拠は機密とされる。そのため、事実上、被拘禁者は異議申し立てができず、いつ釈放されるかもわからない。2015年10月以降、イスラエルと被占領パレスチナ地域での暴力事件が、激増した。被占領パレスチナ地域の緊張が高まる中、イスラエル当局は大量逮捕や行政拘禁命令をさらに連発して対応した。未成年者に対する行政拘禁の再開もあった。パレスチナの人権組織であるアッダミールによると、2018年8月時点で、イスラエルによって起訴や裁判のないまま行政拘禁されている人は、未成年者2人とパレスチナ立法評議会議員2人を含む456人だった。

アムネスティは、イスラエル政府による被占領パレスチナ地域のアッダミールなどパレスチナの市民組織と人権活動家に対する脅迫行為を調査し、報告してきた。アイマン・ナセルさんは、アッダミールのスタッフとして行政拘禁された2人目だ。アッダミールのエルサレムの現地調査員であるサラ・アムーリさんは2017年8月23日から起訴や裁判のないまま拘禁されている。さらにアッダミールのスタッフ3名が現在、イスラエル当局によって海外渡航を禁止されている。アッダミールの理事であるハリダ・ジャーラルさんもまた2017年7月2日から行政拘禁されている。イスラエルはまた同国内でも役人を使って人権組織とそのスタッフを標的に脅迫や中傷キャンペーンを行ない、表現の自由を規制してきた。

アクションしてください。

英語またはヘブライ語で当局への以下の要請を盛り込んだメッセージを作り、ファックス、メール、航空書簡(全世界90円)のいずれかで、できるだけ早く送ってください。英語の要請例文が後に続きます。こちらをご利用いただいても結構です。

  • イスラエル当局に対し、国際的に認められた犯罪で速やかに起訴し、国際基準に沿った公平な裁判手続きで裁くのでなければ、アイマン・ナセルさんと行政拘禁されている他のすべての人たちを即時釈放するよう要請。
  • イスラエル当局に対し、アイマン・ナセルさんが専門医による治療を含む適切な医療を受けられるよう要請。
  • 行政拘禁を停止するための措置を直ちに講じるようイスラエル当局に求める。

宛先
Minister of Defence イスラエル国防相
Avigdor Liberman
Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya Tel Aviv 61909, Israel
Email:minister@mod.gov.il;pniot@mod.gov.il
Fax: +972 3 691 6940
書き出し: Dear Minister

Commander of the IDF – West Bank 国防軍西岸地区司令官
Major-General Roni Numa
GOC Central Command
Military Post 02367, Battalion 877
Israel Defence Forces, Israel
Fax: +972 2 530 5741, +972 2 530 5724
書き出し: Dear Major-General Roni Numa

コピーの宛先
Minister of Public Security イスラエル公安大臣
Gilad Erdan
Kiryat Hamemshala
Jerusalem 91181, Israel
Email:gerdan@knesset.gov.il
書き出し: Dear Minister

イスラエル国大使館
〒102-0084 東京都千代田区二番町3
電話:03-3264-0911
特命全権大使:ヤッファ・ベンアリ閣下
Her Excellency Ms. Yaffa Ben-Ari

要請例文

Avigdor Liberman
Minister of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel
↑ここに宛先を記入

Dear Minister;
↑ここに書き出しを記入

I am writing to ask you to immediately release Ayman Nasser, and all others who have been placed under administrative detention, unless they are promptly charged with an internationally recognizable crime and tried in proceedings that adhere to international fair trial standards.

I also urge you to provide Ayman Nasser access to adequate healthcare, including treatment by specialized doctors.

Lastly I request you to take immediate steps to end the practice of administrative detention.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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