- 最新情報:
- 2016年9月12日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2016年9月12日
- 国名:
- バングラデシュ
- 対象者:
- シャリフ・レーマンさん
- 期限:
- 2016年10月 5日
- 配信日:
- 2016年9月12日
- UA No:
- 120/2016
ジャーナリスト、シャリフ・レーマンさん(81才)は、拘束後4カ月経った今もまだ起訴もされないまま、ダッカの刑務所に拘禁されている。家族や弁護人とは会うことができるが、必要な治療を受けることが認められない。保釈申し立ての審理は8月30日に行われる。
シャフィク・レーマンさんは、著名なジャーナリストで、現在は月刊誌の編集長をしている。主要野党のバングラデシュ国民党の支持者として知られ、過去何回か、報道内容を理由に当局から目をつけられた。4月16日、ハシナ首相の息子を誘拐し殺害する計画に関わった疑いで逮捕された。再勾留を経た後の4月27日、カシンプールの刑務所に移されて独房に監禁され、糖尿病と心臓を患っているにもかかわらず必要な治療を認められてこなかった。5月22日には、ダッカの刑務所に移され、雑居房に入った。
拘束されて4カ月後の現在も起訴されていない。保釈請求は3回却下されたが、再度の申し立てを上訴裁判所に認められた。最高裁での保釈審理は8月30日に行われる。
現在は刑務所附属病院である程度治療を受けられるが、上訴裁判所は7月17日、刑務当局に、レーマンさんにもっと適切な治療を受けさせるように、そして必要ならばムジブ医科大学病院に転院させるようにと指導した。悪化する体調が非常に気がかりな家族は、今の治療では足りないと120話している。
警察によると、レーマンさんは、2015年8月に表面化した、ハシナ首相の子息サジブ・ワゼド氏の暗殺陰謀に関わった疑いで逮捕された。子息はアメリカ在住で情報技術アドバイザーをしている。この陰謀は、アメリカで企まれたとされており、2015年3月にはアメリカの法廷でこれに関連した贈収賄の罪で容疑者3人が有罪になった。しかし、バングラデシュ当局は、米法廷の文書がレーマンさんがワゼド氏の拉致・殺害計画に関わったこを示していると主張した。しかし、信頼できるメディアは、その主張もそもそもそのような陰謀が存在したのかということすら、大いに疑問だとしてきた。
- 最新情報:
- 2016年9月12日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2016年9月12日
- 国名:
- バングラデシュ
- 対象者:
- シャリフ・レーマンさん
- 期限:
- 2016年10月 5日
- 配信日:
- 2016年9月12日
- UA No:
- 120/2016
4月16日以来、起訴理由なく4か月近く拘束されていたジャーナリスト、シャリフ・レーマンさん(81才)に対し、バングラデシュ最高裁判所は9月6日に保釈を許可した。
シャフィク・レーマンさんは、月刊誌の編集長を務める著名なジャーナリストで、主要野党のバングラデシュ国民党の支持者として知られている。
レーマンさんは4月16日、ハシナ首相の息子を誘拐し殺害する計画に関わった疑いで逮捕された。再勾留後の4月27日、カシンプールの刑務所に移されて独房に監禁され、糖尿病と心臓を患っているにもかかわらず必要な治療を受けられずにいた。5月22日には、ダッカの刑務所に移され雑居房に入ったが、必要な治療を受けることと、家族との面会や弁護士への接見は、改善されたものの充分ではなかった。
レーマンさんは4カ月以上、起訴されることなく拘束されていた。国際法には、人を拘束する場合、当局は本人に拘束理由を説明する義務があり、ただちに起訴できなければ釈放するよう定められている。
保釈請求は、8月31日に最高裁が認めるまで3回却下された。9月6日に保釈されたレーマンさんの保釈期限は3カ月間とされ、その間、出国は認められない。
アムネスティは今後も本件を注視し、必要であれば新たなアクションを起こします。これまでのご支援に感謝いたします。