アムネスティ日本は、袴田巖死刑囚の実姉・袴田ひで子さんの講演会を、今年、全国8カ所で開催します。
その第1回目として、7月14日(土)、大阪・豊中市での講演会が、無事に終わりました。


80名の定員に対し、76名の方が参加しました。

巌さんを生きて故郷へ取り戻すため、過酷な現実に立ち向かってきた、姉のひで子さん。46年間、巖さんを支えてきた家族の思い、そして再審の早期開始への期待を語りました。

当日は、袴田巌さんを救援する静岡県民の会・代表の鈴木 昂さんが、事件の概要、袴田事件に見られる司法の問題点、そして再審請求の審理の状況を説明。

最後は、ひで子さん、鈴木さんとアムネスティの森本さんの3人で、座談会形式の質問の時間があり、講演会を締めくくりました。

speaking_tour02_20120714.jpg講演会の様子

参加者からは、

「パンフではなく、生の声をきくことの大切さを感じました」
「ひで子さんお話から、家族愛、兄弟愛を感じました」


など、多くの声が寄せられました。


一人でも多くの方に、袴田事件の問題点と家族の思いという真実を聞いていただきたいと思います。
今後の講演会の日程は、下記の通りです。

全国スピーキングツアー
袴田事件~逮捕から46年。「それでも負けてたまるか」~

ぜひ、会場に足を運んで、袴田ひで子さんのお話に耳を傾けてください。
多くの方のご参加、お待ちしています。

 

開催日 2012年7月14日(土)
場所 大阪府 豊中市
主催 北摂10グループ
協力 死刑廃止ネットワーク大阪