1月30日、アムネスティの国際代表団が、表現の自由を求める要請書を手渡すためにモスクワの大統領府を訪ねました。

アムネスティ日本では、「ロシアへ愛を込めて:表現の自由を危機から救え」と題して、2013年12月4日から2014年1月27日までオンライン署名を実施。

今回提出されたアムネスティの要請書には、世界112カ国、33万人以上が賛同し、署名しました。その中には 、日本からの賛同者1,834人も含まれています。

署名に参加してくださったすべての皆さん、ありがとうございます!
 

ロシア政府に表現の自由を守るよう要請

ソチ五輪開催を目前に控えた1月30日、ベルギー、フィンランド、オランダ、ウクライナなどヨーロッパ8カ国のアムネスティ支部の事務局長が、要請書を手渡すためにモスクワに入りました。

現地では、ロシア政府関係者に、表現の自由、結社、集会の自由を守るよう要請しました。
 

悪化し続けるロシアの人権状況

オリンピックという華やかな祭典の一方で、悪化し続けるロシアの人権状況が暗い影を落としています。

プーチン大統領は、政府の政策を批判する人びとやNGOを弾圧したりする法律や差別を助長する法律を相次いで成立させました。 プーチンが再び大統領になってから投獄された人は数千にものぼります。

五輪の基本精神は「人間の尊厳」と「普遍的・基本的・倫理的諸原則」の尊重です。
ロシア政府には、ソチ五輪の成功だけでなく、ロシア市民が渇望する自由を保障する取り組みが強く求められているのです。

▽ ロシアで今、何が起こっているの?
https://www.amnesty.or.jp/campaign/russia/index.html

hrcrussia1.jpgモスクワに集まったアムネスティ支部事務局長。これから大統領府に向かいます!

hrcrussia3.jpgフランス支部によるパフォーマンス

hrcrussia4.jpg「たくさんすぎて入りきらないよ!」 集めた署名をロシア大使館に届けるオーストラリア支部のメンバー

hrcrussia2.jpg日本支部で集まった署名

署名提出日 2014年1月30日
署名提出先 ロシア プーチン大統領
キャンペーン ソチ五輪:めざせ!人権の金メダル

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