マムード・モハメド・アームド・フセインさんは「拷問のない国のために」というロゴ入りのTシャツを着ていたことを理由に、2014年1月に逮捕されました。

当時、彼は18歳でした。警察によるひどい拷問で、「禁じられた活動団体への所属」、「武器の不法所持」罪などウソの自白を強要され、刑務所に入れられました。

エジプトの法律は、裁判もなしに、勾留できる期間を最大で2年と定めています。しかし、当局は期限が過ぎても、マムードさんを拘束し続けました。

アムネスティは世界中で行動を起こし、ツイッターや手紙書きなどを通して、マムードさんの釈放を当局に求めました。2016年3月25日、裁判所の命令を受け、ついにマムードさんは釈放されました!アクションに参加してくださった皆さまの力が、当局を動かしたのです。

「弟が警察に拷問されたと聞いた時は、本当につらかった。でも、みんなが一緒に声を上げてくれたから、私と弟は強くいられた。拷問のない国を目指して、闘い続けようと思えた。私たちを支えてくれて、本当にありがとう」

マムードさんの最大の支援者である兄のテレックさんは、アムネスティの支援に対してこのように感謝の言葉を届けてくれました。皆さま、本当にありがとうございました!

しかし、課題は今も残っています。当局はマムードさんへの起訴を取り下げていません。また、エジプトでは、法定の期間に違反して拘束されている人が今も700人に上ります。

アムネスティは、問題解決のために、アムネスティは引き続き行動を続けます。

釈放後、マムードさんが兄テレックさんと再会したときの様子 釈放後、マムードさんが兄テレックさんと再会したときの様子

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