3月19日(日)、10代向けのイベント「知って考えよう!子どもの権利条約」を開催しました。イベントでは、シリアの子どもたちが置かれている状況をテーマに取り上げ、子どもの権利条約についてのワークショップを行いました。

主催したアムネスティ日本 子どもネットワークのメンバーが報告します。

当日は、中・高校生から大学生、学校教員の方など、さまざまな年齢層の方がご参加くださり、参加者8名で2つの班に分かれてワークショップを行いました。

まず、初めて会った人たち同士で打ち解けられるよう、自己紹介や、野球ゲームといった少し体を動かしながら楽しむことのできるアイスブレイクを行いました。最初は少し緊張気味だった参加者の人たちも次第に打ち解け、会場は話しやすい雰囲気に。

次に行ったフォトランゲージでは、それぞれの班で違う写真を見て、気づいたこと、感じたこと、疑問に思ったことなどをどんどん付箋に書き出していきました。そして、それについて参加者同士で話し合い、情報を共有していく中で、各々の固定観念や先入観にとらわれない気づきや発見を分かち合うことができました。中には、私たちの想像を超えた意見も出るなど、とても有意義な時間となりました。

ワークショップの後、シリアの子どもたちの状況を学ぶための動画をみんなで観た後、子どもの権利条約について詳しく学んでもらおうと、条約の起源などの説明をわかりやすいクイズ形式で行いました。

最後に、「シリアの子どもたちが置かれた状況を子どもの権利条約からの観点から考える」ために、子どもの権利条約の40条をカードにして、参加者一人ひとりに持ってもらい、そのカードからシリアの子どもたちが置かれている状況を考え、権利が侵害されているのか、されていないのかという審議をそれぞれの班で行いました。

すべて合わせて、約2時間にわたるイベントでしたが、終了後に回収したアンケートでは、「時間が足りなかった」というご意見や、「もっとたくさんのことについて知りたい!」などといった感想をいただき、子どもネットワーク一同、とてもうれしい気持ちでいっぱいになりました。

イベントに参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!

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開催日 2017年3月19日(日)
場所 アムネスティ・インターナショナル日本 東京事務所
主催 アムネスティ・インターナショナル日本 子どもネットワーク

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