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人権の「今」がわかるニュース

イベント報告【イベント報告】名古屋刑務所豊橋刑務支所を参観しました

1月25日、名古屋刑務所豊橋刑務支所(女子刑務所)を参観してきました。参加者は14名。名鉄豊橋駅の改札口に集合して、路面電車に乗って豊橋刑務支所へ向かいました。

全国的に男子刑務所の収容率が下がり、女子刑務所の収容率が上がっているので、ここは昨年4月から収容対象が女子受刑者に変更されました。以前は主に男子の交通事犯受刑者を収容しており、男子は未決拘禁者のみですがまだ若干います。これで女子刑務所は全国で増え、今は11カ所となりました。

現在、女子の受刑者は全国で約4,100名、全体では8.4%となっています。65歳以上の収容率も女性が15%、男性が10.3%で女性の環境は悪化しつつあり、摂食障害の増加や被虐待経験や性被害による心的ストレスなどが要因とされています。若者は覚せい剤関係の犯罪が、高齢者は窃盗(主に万引き)が多いとの説明でした。

ここの女子受刑者の定員数は259名ですが、今(参観時)は93名が収容されています。内訳は覚せい剤50%、窃盗31%、詐欺7%とのこと。平均入所は2.1回で、最多は9回。平均刑期は2年9カ月。平均年齢は46.2歳で最高は83歳で窃盗です。また名古屋管内からが35%、東京が32%、大阪が31%。身体検査は一切なしとのことでした。毎月数名入所してくるとのことで、これから本格的運用が始まる感じでした。

通信教育について質問したのですが、公費と私費のがあり、美しい字を学ぶというのが人気だそうで、意外でした。公費のものはあっという間にいっぱいになってしまうそうです。できる範囲で学ぼうとする意欲があるのは喜ばしく、さらに種類など増やしていただきたいものです。

今、刑務所では昔と比べると刑の執行のみでなく、改善指導が強化されていて、特に覚醒剤からの離脱は強制となっているとのこと。いい傾向ですが、罰というより更生、教育を更に前面に出していっていただきたいものです。

次長の方が大変丁寧に説明してくださり、静穏室、保護室も見学させてくださいました。今後、面会室では家族でも仕切りなしで面会できるようにする、と言われていたのは、画期的だと思いました。早期の実現を望みます。またリバースノートという職員と受刑者との交換日記もあるそうです。新しく転換した女子刑務所なので、これからという雰囲気があるのはよかったです。

対応してくださった刑務官の方々ありがとうございました。

報告者 木村孝子(アムネスティ会員)

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実施日 2018年1月25日(木)
場所 名古屋刑務所豊橋刑務支所
主催 アムネスティ日本 国内人権ネット

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