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児童労働

児童労働と私たち

topic_childrens_right_main01.jpg (C) Sanja Knezevic

2013年の国際労働機関(ILO)の発表によると、世界では1億6800万人すなわち9人に1人以上の子どもが児童労働者として働いています。

児童労働の問題は日本に住む私たちと無関係ではありません。カカオ豆、コーヒーといった日本が輸入に頼る製品の多くは途上国で生産されており、その生産国の多くは児童労働の問題を抱えています。例えば、日本が輸入するカカオ豆の約8割はガーナ産ですが、ガーナでは14歳以下の子どものうち2人に1人が働いています。

児童労働の危険性

児童労働は子どもたちから教育の機会や自由を奪うだけでなく、心身に取り返しがつかないほどのダメージを与え、時に死に至らしめることもあります。子どもたちはまだ成長過程にあり心身ともに未熟な状態であるため、同じ仕事をしても大人よりも病気や怪我につながりやすく、十分な知識がないため自分がやっている仕事の危険性が分からないまま働いていることも多くあります。例えば、児童労働者の半数以上は農業に従事しています。炎天下の中長時間に渡り体を酷使することは、体がまだ出来上がっていない子どもたちにとって大きな負担です。十分な装備もないまま農薬を散布することは呼吸器や神経等の深刻な障害を引き起こし、大人用に作られている農具がうまく扱えず身体を傷つけてしまうこともあります。

児童労働の悪循環

子どもが働く理由の1つとして貧困があります。親の収入だけでは家族が十分に暮らしていけないので、子どもは働きにでるのです。しかし、子どもが労働市場に参加し大人よりも安い賃金で働くことで、経営者は子どもを雇ったほうが安くあがります。そのため、大人は雇ってもらうためにさらに賃金を下げざるをえません。すると、さらに親の収入が下がってしまい、家計を支えるために子どもはさらに働かなくてはいけなくなります。そんな悪循環に陥ってしまうのです。

児童労働に関する国際条約

ILO第138号 最低年齢条約(1973年)

幼すぎる子どもが働くことがないよう、働くことができる具体的年齢を定めています。

  • 基本的に国の義務教育が終わってから (多くの国では15歳、途上国では14歳とすることができる)
  • 軽易な労働に関しては13歳(途上国では12歳とすることができる)
  • 危険な労働に関しては18歳(厳しい条件を満たせば16歳)

ILO第182号 最悪の形態の児童労働条約(1999年)

児童労働の中でも特になくしていくべき以下のものを「最悪の形態」として定義しています。

  • 人身売買、債務奴隷、農奴、強制的に徴兵された子ども兵士ポルノグラフィティ、買春
  • 麻薬の製造・売買などの犯罪行為
  • その他子どもの心身に悪影響を及ぼす危険な労働

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▽ スマートフォンの陰に児童労働!?企業はきちんと責任を持って!

コバルトの粉塵が舞う中、鉱石の選別をする子どもたちコバルトの粉塵が舞う中、鉱石の選別をする子どもたち ©Amnesty International and afrewatch

携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラに欠かせないレアメタルの一つが、コバルトです。その主要産出国であるコンゴ民主共和国では、労働者や子どもたちが、日々、過酷な環境でコバルトを採掘しています。時には命を落とすことさえあります。

コンゴ産コバルトは、何社もの手を経て、最終的にアップルやマイクロソフト、サムソン、ソニーなどの製品で使われています。調達過程で人権侵害がないように努めるのは、企業はもちろん、企業のある国の責任です。

日本政府が企業を指導するとともに、採掘労働者たちの過酷な労働環境を改善し、児童労働をなくすためにコンゴ政府を支援するよう、安倍総理大臣に求めてください。

この問題を広めよう!リーフレット配布中!

「知らない」では済まされないコバルトの問題・・・携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラに欠かせない充電式リチウムイオンバッテリー。その需要は世界的に伸びていますが、その主な原料であうrコバルトが過酷な労働環境で採掘されていることは知られていません。コバルトの世界産出量の50%を締めるのが、コンゴ民主共和国です。コンゴ産のコバルトの20%が同国南部で手堀りで採掘されています。その地域では、11~15万人の採掘労働者がいて、子どもも働いています。あなたの携帯電話に使われている電池には、「児童労働」が含まれているかもしれません。

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