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LGBTと人権 - アムネスティの取り組み

アムネスティの第一歩

アムネスティは1979年にはすでに「同性愛を理由として人びとを迫害することは、彼らの基本的権利の侵害である」との見解を表明していましたが(1979年アムネスティ国際大会の決議7)、本格的にこの種類の迫害への反対キャンペーンを展開しだしたのは、1990年代初頭になってのことでした。
この時代は国際的な運動の中で、一体どの程度アムネスティがレズビアンとゲイの人びとの権利を守るために介入できるだろうか、という激しい論争の渦中にあり、運動の手法も文化的に様ざまな手法が思考された時期であり、なおかつ、国際的な人権基準も不明瞭な時期でした。

アムネスティ内部での議論、およびレズビアンとゲイの人びとの権利運動や内部での多数の運動による持続的なキャンペーンが展開された後、1991年にアムネスティは、同性間の性的関係を理由に人びとを起訴することは迫害であるという方針を採用するという、非常に重要な前進を遂げることとなりました。(拷問や処刑またはゲイとレズビアンの人権活動家の恣意的拘禁のような他の形態の迫害は、すでにアムネスティの責務として活動対象になっていました。)
そして現在、アムネスティは単に同性愛を理由に拘禁されている人びとの釈放運動に取り組み続けています。この中には、異性愛においては罪に問われない状況で性交した、という理由で起訴されている人びとも含まれます。

良心の囚人

アムネスティは、同性間で性的関係を持った、あるいは持ったとされるだけで拘禁または投獄された人びとを「良心の囚人」と考え、即時かつ無条件の釈放を求めます。これには、異性間の関係では犯罪にはならない状況で(同性間で)性交渉をおこなったという罪で、あるいはその性自認を理由に起訴された人びとも含まれます。アムネスティは、1991年にギリシャ人のジャーナリスト女性とロシア人男性をLGBT良心の囚人として以来、これまで多くのLGBTの良心の囚人の釈放に尽力してきました。

アムネスティの役割

国際的な草の根の人権団体として、アムネスティには、LGBTの権利が特別な権利ではなく、基本的権利が社会の全ての人びとに保証したように、通常の人権として捉え、位置づけられるために、特定の有益な役割があります。

アムネスティはまた、脅迫を受けているLGBTの人権活動家に貴重な支援も提供しています。活動家の多くは、彼らの所属する団体の当然の権利が、法律によって否定されるような状況下で活動しています。つまり、あなたの愛したい人を愛し、共に生きたい人と生きる権利は、罪を犯すことだ、と規定されているのです。

アムネスティは、議論やネットワークするための安全な場所を提供したり、LGBTの人権活動家たちが活動できる場の保護をしたり、研究やキャンペーン、政策提言のためのスキルを分かち合うなどで、この国際的な運動を強化する、独自の団体です。
アムネスティはLGBTの権利運動や国際的な活動会員の支援を、国連でのロビイングやキャンペーンのような広範囲にわたる経験とスキルで提供できます。
アムネスティはまた、ほぼ地球規模に存在しているということや、継続的に国家を監視する能力、そして国際的な視点という利点を提供することができます。

「私が警察やその他の当局から嫌がらせを受けていない、と強く信じる理由は、アムネスティと国際的な記者団に私が注目されている、ということをこれらの当局側がよく知っているからなのです。」
(ジンバブエのゲイ&レズビアン組織、GALZのキース・ゴダートの言葉)

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