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先住民族/少数民族 - 先住民族の定義と権利

世界には、およそ3億人の先住民族が暮らしていますが、彼らの暮らしや文化、社会はさまざまです。そのため、国際的に決まった先住民族の定義は存在しないという指摘もあります。

しかし、2007年に採択された「国連先住民族権利宣言」では、先住民族について、「植民地化とその土地、領域および資源の奪取の結果、歴史的な不正義に苦しんできた」と書かれています。つまり、先住民族は、近代以降の植民地政策や同化政策によって、自らの社会や土地、固有の言葉や文化などを否定され、奪われてきた人びとである、ということです。この認識は、国際的に確立しつつあります。

また、先住民族とは、自らの伝統的な土地や暮らしを引き継ぎ、社会の多数派とは異なる自分たちの社会や文化を次世代に伝えようとしている人びとである、という定義もあります(ILO169号条約、国連コーボ報告書など)。

先住民族権利宣言は、全部で44条あります。そのなかで最も重要なものは、自己決定権です。自己決定権とは、先住民族は、政治的地位を自分たちで決め、経済的、社会的、文化的な発展のあり方や、その方法なども自分たちで決めることができるという権利です。

その他にも、次のようなさまざまな権利が定められています。

  • 同化を強制されない権利
  • 土地や資源の返還や賠償などを求める権利
  • 自治を求める権利
  • 文化的・宗教的な慣習を実践する権利
  • 独自の言語で教育を行い、受ける権利
  • 伝統的につながりを持ってきた土地や資源を利用する権利、など

この権利宣言に、法的拘束力はありません。ですが、世界各国には、宣言を実現 するために、先住民族と協議して、適切な政策を取ることが求められています。

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