6月4日 天安門事件20周年[国際キャンペーン]
(左)北京のオリンピック招致決定を祝う学生たち。2001年7月13日(C)Greg Baker/AP/PA Photos (右)雲南州における公開裁判で死刑判決を受けた被告たち。2006年12月。 (C)Private
中国の人権状況は改善されるべきだと、世界に表明するようにこの場を借りてロゲ会長に要請したい・・・明確な立場を表明するのは国際オリンピック委員会(IOC)の責任である。
(オランダの金メダリスト、ファンデンホーヘンバンド選手のメッセージ。3月5日付けのオランダ・デイリー・テレグラフ紙より)
中国がオリンピック招致に成功したとき、中国当局は、オリンピックが人権の発展のために良い機会になり、中国は人権により注意を払うと公言しました。国際オリンピック委員会(IOC)も、北京オリンピックによって中国の人権状況が改善されることを期待していると、繰り返し発言してきました。
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しかし、オリンピック開催日が近づくにつれて、その公約はかすれつつあります。
死刑判決の見直しや外国メディア規制の緩和など若干の前進はあったものの、死刑執行数は他国の群を抜き、国内メディアへの規制はむしろ強まっています。さらに、オリンピック前に北京市内を「浄化」するために北京市当局は、裁判もないままに警察の判断で長期間に人びとを拘禁する「労働教養」を実施しています。北京市内で強制的に立ち退かれた人びとなど、弱い立場の人びとを擁護する人権活動家は監視され、嫌がらせを受け、不当に逮捕され続けています。
「オリンピックではなく人権がほしい」という署名を集めていただけで逮捕され拘禁された楊春林 (Yang Chunlin)さんは、今も獄中で拷問を受けているかもしれません。
北京オリンピックで何を遺せるのか。競技の記録やメダルだけでなく、人権への公約が果たされたとき、北京オリンピックは最高の思い出として私たちの記憶に残るでしょう。
アムネスティの「2008年北京オリンピック・キャンペーン」に、ぜひ参加してください。
四川省大地震でお亡くなりになった方々に深い哀悼の意を表すともに、被災された皆様に対しお見舞い申し上げ、一日も早い復興を心よりお祈りいたします。