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人権擁護活動家を守れ![国際キャンペーン]

ロシア:拡がる人権活動家狩り

「やはり時々怖くなります。でも、それ以上に自分の仕事への気持ちが強く、身の安全を考えている余裕などほとんどありません。」

2009年7月、殺害された人権活動家のナタリア・エステミロワの言葉。

(2007年、人権活動を行っていて自分の命が危険にさらされていると考えたことはないか、とBBCの記者に質問されて。)

チェチェン共和国の首都、グロズヌイで活動するロシアの人権NGO「メモリアル」の中心的な活動家の一人だったナタリア・エステミロワは、2009年7月15日の午前8時半頃、何者かに誘拐されました。
彼女は白い車の中に引きずり込まれ、車はどこかに走り去っていきました。ナタリア・エステミロワは誘拐されたときに大声で叫ぼうとしていました。同日遅く、銃で撃たれた彼女の遺体がイングーシ共和国に隣接した場所で発見されました。

ナタリア・エステミロワさん

(c)AI ナタリア・エステミロワさん

タリア・エステミロワは、1999年に第2次チェチェン紛争が始まって以来、拷問や虐待、国際法違反の殺害、強制失踪など、北コーカサスの人権侵害を記録し・告発するという重要な仕事を行ってきました。
またエステミロワは、国内避難民となった人びとや社会的弱者に対して献身的な支援も行ってきました。エステミロワの同僚たちは、彼女が人権擁護活動を理由に殺害されたと考えています。

ナタリア・エステミロワの暗殺事件は、国際的にメディアに大きく取り上げられ、注目を集めました。
今回の事件は、今年初めに人権派弁護士のスタニスラフ・マルケロフとジャーナリストのアナスタシア・バブローワが暗殺されたことに続くものです。

スタニスラフ・マルケロフさん

(C)private スタニスラフ・マルケロフさん

ルケロフ弁護士は、2009年1月19日にモスクワ中心部で、銃で撃たれ死亡しました。彼はチェチェン人少女ケーダ・クンガエヴァの殺害で有罪判決を受けたロシア軍元大佐の早期釈放に対する再度の異議申し立ての準備をしていました。
ケーダ・クンガエヴァの遺族の代理人として活動を行っていたマルケロフ弁護士は、殺害される前、1週間にわたって度重なる殺しの脅迫を受けていました。マルケロフ弁護士は2006年に殺害されたジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤに続いて標的となった人権活動家の犠牲者の一人です。

2006年に暗殺されたアンナ・ポリトコフスカヤをはじめ、チェチェンやイングーシなど北コーカサスにおける人権侵害についてロシア政権を批判する人々は、常に身の危険を感じながら活動を続けています。
今まで、ロシア連邦、チェチェン共和国などで人権活動家は多くの人権侵害を受け、暴行を受けたり、殺しの脅迫を受けたりし、そして実際に暗殺されているのです。

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(C) Katja Tähjä

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