ガザ紛争──すべての被害者に正義を[キャンペーン]
アムネスティ・インターナショナルは国連、とりわけ安全保障理事会に対して、すべての紛争当事者が、国際法に反する行為の責任を明らかにするために、迅速に行動するよう要請します。2月は日本が安保理議長国です。
1. 国連日本政府代表部に要請してください。
1Clickアクション終了は終了いたしました。
311人のご協力ありがとうございました。
2. 日本の外務省への要請は引き続きお願いします。
(C) AI
2009年1月17日、イスラエルとハマス双方の一方的停戦が発効する1日前から、アムネスティ調査団はガザ地区に入ることができました。調査団は同地区の破壊の規模や使用された武器の種類を調査し、また生存者から聞き取りを実施しました。
学校、医療施設、国連の建物はすべてイスラエル軍の無差別砲撃の直接攻撃を受けていました。また、ピンポイント攻撃には向かない砲弾が、人口の密集する居住地域に発射されていました。
「座ってがれきを眺めていた老人は、大きな爆発音を聞いて息子の携帯に電話をかけた時のことを語ってくれた。息子からは何の応答もなかったという。息子の遺体は学校から50メートル離れたところで発見された。」
「数百人が近くの建物から病院の建物に避難した。他の人びとが国連施設や学校に避難したように、イスラエルの攻撃から守られる場所だと信じていた。彼らは間違っていた。」(調査団の報告より 1月20日)
---病院もまた、攻撃から除外されることはありませんでした。
(C) Iyad El Baba/UNICEF-oPt
調査団はまた、イスラエル軍が人口密集住宅地で白リン弾を広範に使用していた証拠を得ました。「まだ燃えているくさび状のものと、イスラエル軍によって発射された砲弾や弾筒の残骸など白リン弾使用の証拠が、通りや路地に散らばっているのを確認した」と、調査団の一人クリストファー・コブスミスは語っています。
155ミリの砲弾は破裂すると白リンが染み込んだ116のくさびを撒き散らします。白リンは酸素と結合して発火し、破裂します。その時の高度や風の状態によって、少なくともサッカー競技場の広さの地域に広がります。調査団は、家屋や建物の内外で白リン弾のくさびと(それらをばらまいた)砲弾の薬きょうを発見。また人間の皮膚に付着した白リンは筋肉に深く浸透して骨まで達して燃焼し、酸素がある限り燃え続けます。白リン弾を無差別に、かつ繰り返し使用したことは、戦争犯罪です。
また、高密度不活性金属爆薬(DIME)と思われる武器が使用された可能性がある形跡がありました。DIMEは中にタングステンなど重金属粉末と爆薬が詰められているもので、人体内部で強力な爆発を起こし、また重金属が体内に残り癌を誘発すると指摘されています。いずれにせよ、傷の原因となった武器弾薬の性質がよくわからないために、治療が困難な傷を負っている人びとが数多くいます。
「医師たちの話では、イスラエル軍の攻撃で負傷したパレスチナ人たちの中に、説明のつかない症例があるという。空爆の犠牲者の中には黒こげになったり手足が鋭く切断された状態で運ばれてくる人たちがいて、医師たちはどんな兵器が使用されたのかを知る必要がある」と、調査団のドナテラ・ロべラは訴えています。アムネスティは、負傷者を適切に治療するために、イスラエルがどのような武器を使用したかを明らかにするように求めています。
同時期、パレスチナ武装勢力もイスラエル南部の町に向けてロケット弾攻撃を繰り返し、数人のイスラエル市民が犠牲になりました。人口密集地に無差別に武器を発射することもまた戦争犯罪です。