アムネスティには,緊急行動という意味の英語のスペル(Urgent Actions)の頭文字をとって「UA(ユーエー)」と呼んでいる活動があります。
毎日、アムネスティ・インターナショナルには危険な状態にある囚人や個人に関する情報が世界中から届きます。
メキシコで農民の活動家が「失踪」した。トルコでジャーナリストが逮捕され、拷問をうける恐れがある。ケニアで環境保護活動を行っている人たちが投獄され、殴打されている。インドネシアで高齢で糖尿病を患っている政治囚がインシュリン注射を拒否されている。アメリカで死刑が執行される。「超法規的処刑」が行われる。深刻な人権侵害を受ける恐れがあるところに強制送還されそうな人がいる。
このような人権侵害のケースに、直ちに国際的な注意を向けるのが有効と判断されたとき、UAネットワークが動き始めます。 UAの目的は、国際的に調和のとれた抗議を迅速に喚起し、深刻な人権侵害を停止させたり防止させることです。
UA活動のもとになるUAシートは、ロンドンにあるアムネスティ国際事務局の調査員が作成しています。UAシートには、対象となる人の状況、その背景、当該政府に伝えるべきメッセージ、アピールの宛先などが書かれています。
国際事務局のUAチームが、UAシートを編集し、世界各地のアムネスティ支部に送ります。日本の場合、アムネスティ・インターナショナル日本のUAセンターに電子メールで送られます。
UAネットワークは、70カ国以上で10万人を超える人たちが参加しています。日本でUAネットワークに参加している人数は約700人です(2009年9月現在)。