フィリピンの政治的殺害[キャンペーン]
ケソン市で行われた抗議集会で、「政治的殺害」被害者の写真を掲げてデモをする人々
2001年にアロヨ大統領が就任して以来、フィリピンでは、政党活動家、NGO、神父など宗教者、農民・労働者団体の指導者、弁護士、ジャーナリストなどを標的とした暗殺(政治的殺害)が深刻な問題となっています。2001年以降、少なくとも140件の政治的殺害と、200件以上の強制失踪が起こっています。
国際社会からの批判を受けて、2007年に政治的殺害の数は減少しました。しかし、いまだに命を狙われている人びとがいます。これまでの事件の多くが捜査不十分のために容疑者を特定できず、裁判も行われず、そして加害者に対する処罰が行われていません。
「政治的殺害」や強制失踪に終止符を打つには、徹底した捜査、証言者と被害者家族の適切な保護、被疑者の起訴や裁判といった包括的な行動が求められています。これらを実現するには、フィリピン政府に対して国際社会がさらにアピールしていく必要があります。
2010年の大統領選挙を前に、アムネスティは2008年9月、「政治的殺害」の加害者を逮捕・起訴しない不処罰の風潮を崩すために、グローバルなキャンペーンを再び展開しました。暗殺の被害者とその家族に正義をもたらすため、アムネスティのフィリピン・キャンペーンにぜひ参加してください。