Blood Diamond Action
キンバリー・プロセス認証制度(KPCS)は、紛争ダイヤモンドの取引きを防ぐための国際認定制度です。
2003年1月より施行され、輸出入の際に、未加工ダイヤモンドに“紛争に関わりのない”ことの証明を政府に対して求めたもので、70国以上が参加しています。
参加国は、紛争に関わりのない原石ダイヤモンドに対して証明書を発行すること、またすべての輸入国はキンバリー・プロセス認証なしの未加工ダイヤモンドを受け入れないことに同意しています。
認証制度の取り決めは、2000年12月、国連総会が紛争に資金を与え激化させているダイヤモンド原石の取引きのあり方についての決議を全会一致で採択したことに始まります。この決議は、紛争ダイヤモンドの不法な取引きと、アフリカ諸国で起こっている武力紛争に関係する人権侵害との関連性を断つための国際認証制度を支持するものでありました。アムネスティ・インターナショナルやグローバル・ウィットネスを含むNGOからの政府やダイヤモンド業界に対する圧力を受け、2003年にキンバリー・プロセス認証制度(KPCS)が成立しました。
キンバリー・プロセスは、参加国を経由するすべてのダイヤモンドの原石に"紛争に関わらない"ことを証明する国際認証制度です。ダイヤモンド業界はKPCSシステムを支えるための自主規制制度を設置しなければならず、その自主規制制度は、紛争ダイヤモンドの取引きを防ぐための行動綱領の作成、すべてのダイヤモンド販売の納品書に紛争ダイヤモンドではないと書かれた証明書を添付するという証明書制度の実施、証明書つきの納品書を保存・監査し、従業員に政府の規制や紛争ダイヤモンドの取引を防ぐための業界の方針を教えること、などを規定しています。
認証制度にもかかわらず、紛争ダイヤモンドが合法的なダイヤモンド取引に混入している現実がある。
しかし、アムネスティや他のNGOは、キンバリー・プロセスには通常のダイヤモンド取引きに紛争ダイヤモンドが混入してしまうことを許す脆弱性があることを指摘しています。多くの参加国では、採掘から加工に至るまで、国内での最低限の基準管理、効果的なモニタリング、実行能力、政治的意思の欠如により、政府の統治力が不適切で不足しています。実際に東アフリカでは、コートジボアール国内の反政府軍が支配する地域から採掘された紛争ダイヤモンドが、近隣諸国へ密輸され、国際市場に出回っています。紛争ダイヤモンドの数はある程度減少しているものの、キンバリー・プロセスはいまだ十分にその目的を達成していません。
キンバリー・プロセスは、参加国の政府にダイヤモンド産業への厳格な調査を含む効果的なダイヤモンド統制システムを求めなくてはなりません。ダイヤモンド業界もキンバリー・プロセスをサポートする有意義なシステムを取り入れるべきですし、また消費者側も紛争ダイヤモンドを手にしないよう店で質問をするなど努力をすることが必要になってきます。
ワールド・ダイヤモンド・カウンシル(※)に宛てて、紛争ダイヤモンドへの取り組みの強化をお願いするメールアクションに参加してください。
※ワールド・ダイヤモンド・カウンシル(WDC)とは : キンバリー・プロセスの作成および実施を促進する目的で設立された50以上のダイヤモンド業界団体による組織。