イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:イスラエル軍による殺害の危険にあるパレスチナの囚人たち

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2006年3月28日
国・地域:イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
トピック:地域紛争
アムネスティ・インターナショナルは、エリコ刑務所にいるパレスチナの被拘禁者たちの安全について深く憂慮している。

刑務所は現在、投降を拒否する被拘禁者たちを殺すと脅しているイスラエル軍によって包囲されている。

 被拘禁者たちの中でもっとも危険にさらされているのは、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)の指導者であるアフマド・サアダトと、他の4名のパレスチナ人である。彼らは、釈放を命じる裁判所の決定にもかかわらず、2002年以来エリコ刑務所に拘禁されつづけている。パレスチナ自治政府(PA)の管轄の下で拘禁される一方で、アフマド・サアダトとその4名は、米英、イスラエル、パレスチナ自治政府の間の合意に沿って、英米から派遣された警備員たちの管理の下で拘禁されつづけている。6番目のパレスチナ人の被拘禁者で、武器密輸の罪でイスラエルによって指名手配されているフアド・シュバキとともに、彼らは今日のイスラエルの軍事行動の主たる標的となっており、特にイスラエル軍によって殺される危険にある。

 今朝、米英の警備員たちがエリコ刑務所から引き上げた後、イスラエル軍が刑務所を包囲した。イスラエル軍は装甲ブルドーザーで壁を破壊し、メガホンを使って被収容者たちに投降を要求した。イスラエル軍がやってきた時に、パレスチナ人警備員1名とパレスチナ人の囚人1名が殺害されたと報道されている。イスラエル政府は、パレスチナ自治政府がアフマド・サアダトと仲間の被拘禁者たちを釈放しようと考えているため、彼らを逮捕するために行動をとったと主張している。

 アフマド・サアダトとともにいる被拘禁者たちがパレスチナ自治政府によって恣意的に拘禁されてきた過去4年の間、英国と米国は、超法規的な協約を続けてきた。本日、米英の警備員が突然刑務所を離れたことによって、現在私たちが目にしているように状況は悪化した。

 イスラエル当局は、エリコ刑務所の被拘禁者と職員の安全に責任があるとアムネスティ・インターナショナルは考える。アムネスティは、イスラエル当局に対し、その暗殺政策と過剰な致命的武力の行使を止めるよう、要請を繰り返す。

アムネスティ国際ニュース
(2006年3月14日)
AI Index: MDE 15/020/2006