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米国:グアンタナモの被拘禁者に死刑を求刑

2008年2月12日
国・地域:米国
トピック:「テロとの闘い」における人権侵害
今週月曜、米国防総省は、グアンタナモ基地の6人の「最重要」被拘禁者たちを起訴したことを発表した。米国政府はこの6人に対して死刑を求刑している。

アムネスティ・インターナショナルの発言として、担当者はこの動きを非難し、今回の起訴は米国の「テロとの戦い」における行いについて、より一層の疑問を投げかけるものであると述べた。

「死刑執行を止めようという国連総会決議から数週間も経ないうちに、米国はグアンタナモでの根本的欠陥を抱えた裁判により死刑宣告の恐怖をうちだそうとしている。国際社会は米国に対して、これら軍事委員会を廃止し、独立かつ公正な法廷において審理を行い、死刑にしないよう訴えるべきである」。アムネスティの米国担当調査員ロブ・フレアはそのように述べた。

起訴された6人の男性うち5人は、3年以上にわたって、場所が明らかにされていないCIA秘密収容所に拘禁され、その後2006年9月にグアンタナモに移送された。またCIAは、起訴された男性のうちの少なくとも1人、ハリド・シェイク・モハメドに対して、わざとおぼれさせる「水責め」を行ったことを認めている。

「水責めは拷問であり、拷問は国際犯罪だ。誰もこのような犯罪の責任を問われていない。CIAの活動に関する免責は、依然として『テロとの戦い』における米国の行為の特徴となっている」とロブ・フレアは述べた。

2001年9月11日に人道に対する罪が犯されて以来ずっと、アムネスティは米国に人権と法の支配を尊重する枠組みの中で正義と安全を追求するように求め続けている。しかし、米国政府はその実現を意図的に怠っている。このことが象徴的に表れるのは、6人の被拘禁者が5年またはそれ以上にわたって受けた取り扱いの問題だけではない。彼らが裁判を受けさせられる軍事委員会自体が、その表れなのである。

6番目に起訴された男性はモハメド・アルカタニである。彼は2002年後半にグアンタナモで拷問やその他の虐待を受けた。性的侮辱その他の屈辱、睡眠妨害、頭部を完全に覆う目隠し、裸にする、大音量の音楽、「白色雑音」および極度の暑さと寒さに晒すなどの取り扱いを受けたにもかかわらず、国防総省は、彼の処遇は非人道的な処遇にはあたらないと結論付けた。

「大統領及び国防総省は、軍事委員会の運用に包括的な影響力を持っている。言い換えれば、この法廷は基準に満たないものであり、被拘禁者たちに対して組織的な人権侵害を行ない、正当化した当の当局からの独立性を持っていない」。ロブ・フレアは、そのように述べた。

アムネスティ発表国際ニュース
2008年2月12日
 

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