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レバノン:指導者たちは人権侵害を阻止しなければならない

2008年5月13日
国・地域:レバノン
トピック:地域紛争
アムネスティ・インターナショナルは本日、レバノンで指導的立場にあるすべての政治家に対し、武力衝突に無関係な民間人が危険にさらされる人口過密地域での無謀な攻撃を止め、支持者に対し人権を十分尊重するよう明確に指示することを求めた。

「政治指導者たちは、双方が拘束している人すべてが人道的に扱われ、拷問その他の虐待を受けることがないよう保証しなければならない」。

アムネスティはレバノン当局に対し、先週勃発した親政府派と反政府派の武装組織の間の戦闘で、戦闘に無関係な人びとが殺害されたり人権侵害を受けたことに関して、適切な調査の実施を求めた。

「政治指導者たちは、それぞれの組織に所属する人権侵害への関与を疑われる者について、適切な司法当局に身柄を引き渡し、国際人権基準に完全に準拠した裁判を受けさせるよう保証しなければならない」。

アムネスティは5月14日、ベイルート情勢に関する会談を予定しているアラブ諸国代表に向けて、あらゆる人権侵害の終結と民間人に危害が及ばないよう保証することを求め、すべての紛争当事者に圧力をかけるよう要請している。

背景:
公式発表によると、首都ベイルートで5月7日に起きた戦闘で、少なくとも62人が死亡、198人が負傷し、戦闘は次第に他の地域にも拡大していったという。ヒズボラの支持派の通信網が封鎖され、親ヒズボラ派と見なされたベイルート空港の警備長が政府によって解雇されたことを受けて、ヒズボラ傘下の反政府グループメンバーが親政府派の武装組織とベイルートで衝突したことが戦闘の引き金となった。

5月9日、60歳の女性と33歳の息子がベイルートのラサルナバ地区から車で避難しようとしていたが、携行式ロケット弾(RPG)が車に着弾し、それに続く武装集団による一斉射撃でふたりは殺害された。同日、この女性の他の2人の息子も、母と兄の安否を案じて捜索に向かう中、ベイルートのアルナハイリ地区で武装集団に背後から銃撃されて重傷を負った。

5月10日、報道によると、ベイルートのタリクアルジディド地区で、殺害された政府支持者の葬列に参加していた民間人2人が殺害された。

5月11日、ヒズボラは、3人のメンバーがベイルート郊外のアレーで親政府派の進歩社会党(PSP)のメンバーによって拉致され、うち2人の遺体が発見されたと発表した。PSP代表のワリド・ジャンブラットはヒズボラの3人が殺害されたことを認め、殺害前に拷問されたという報告が真実であれば、その責任をとると述べた。

アムネスティ発表国際ニュース
2008年5月13日

 

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