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米国:オマー・カードルのカナダへの即時帰還を

2008年7月15日
国・地域:米国
トピック:「テロとの闘い」における人権侵害
カナダ国籍のオマー・カードルがグアンタナモの米収容施設で尋問されている様子を撮影したビデオが本日公開された。アムネスティ・インターナショナルは、カードルをただちにカナダへ帰還させるよう要請する。

ビデオは、被拘禁者がグアンタナモにおいて尋問されている様子を示す初めてのもので、カードルが2003年にカナダ当局の者から取り調べを受けている様子を映している。当時、カードルは16歳だった。

カードルが直接虐待を受けている様子は見られないが、彼は泣きながら繰り返し助けを呼び、彼が受けた傷を取り調べ官に見せている。また、カードルに弁護人が付き添っているようには見えない。

「オマー・カードルの拘禁中の取り扱いは、米国が負う国際法上の義務に反している。子どもに関するすべての措置をとるに当たっては、子どもの最善の利益が主として考慮されなければならないとする義務である」と、アムネスティは語った。

「オマー・カードルの法的地位を未成年者とし、しかるべき取り扱いをすることを拒否している米国は、国際基準に違反している」

6月19日、オマー・カードルはグアンタナモにおける軍事委員会の裁判前審問に出頭した。裁判は2008年10月8日に開かれる予定である。

「嫌疑がかけられた犯罪当時に18歳未満の子どもだった者が、未成年を裁くためのいかなる規定も設けられていない軍事委員会で審理を受けるべきではない」と、アムネスティ・インターナショナルは語った。「オマー・カードルは、カナダに送還されて同国で審理を受けるか、そうでなければ釈放されるべきである」。

軍事委員会制度は根本的に欠陥があり、すべての事件について法廷を開くことを禁止すべきであると、アムネスティ・インターナショナルは主張する。

背景情報:
オマー・カードルは2002年、15歳の時に、アフガニスタンで米軍によって拘束された。カードルは16歳のときからグアンタナモにおいて収容されており、現在21歳になっている。

歴代のカナダ政府は、オマー・カードルがグアンタナモ収容所で人道的に処遇されているという保証を米当局から受けたと繰り返し主張してきた。しかし、(2003年と2004年にカナダ当局が行ったオマー・カードルの取り調べに関する複数の記録を本人が入手できるとするカナダ最高裁による2007年12月の判断の後、)2008年7月10日に公開された資料は、カードルが「緊張と強制(stress and duress)」と呼ばれる手法による取り扱いを受けていることをカナダ当局が承知していたことを明らかにした。しかし、いまだにカナダ当局は、オマー・カードルに対する取り調べを続けている。

オマール・カードルのケースに関するより詳しい情報は以下をご覧ください:
http://www.amnesty.org/en/library/info/AMR51/028/2008/en
http://www.amnesty.org/en/library/info/AMR51/066/2008/en
http://www.amnesty.org/en/library/info/AMR51/065/2008/en
http://www.amnesty.ca/resource_centre/news/view.php?load=arcview&article=4373&c=Resource+Centre+News

オマール・カードル氏がグアンタナモ基地の米国の収容施設において尋問されているビデオ:
http://jp.youtube.com/watch?v=yNCyrFV2G_0
アムネスティ発表国際ニュース
2008年7月15日

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