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スーダン:国際社会はダルフールの人びとを守れていない

2009年2月17日
国・地域:スーダン
トピック:地域紛争
国連が平和維持軍を展開してから1年以上になるにもかかわらず、ダルフールの人びとの安全を向上させられていないとして、アムネスティ・インターナショナルは国際社会を非難した。

「Empty Promises on Darfur: International community fails to deliver(ダルフールの空約束―約束を果たせない国際社会)」と題した報告書の中で、アムネスティはダルフールの人びとが依然直面している危機を明らかにしたうえで、国連・アフリカ連合合同平和維持軍(UNAMID)に対し部隊とヘリコプターなどの必要とされる物資を供給し、任務を遂行できるようにすることを求めた。

「平和維持軍の派遣によってダルフールの人びとを守るという約束は、空約束になってしまった。UNAMIDは慢性的に物資が不足しており、殺りくを含めた民間人への攻撃はいまだに続いている」と、アムネスティのアフリカ部副部長タワンダ・ホンドラは述べた。

「女性たちは依然として強かんなどの性的暴力の危険にさらされている。不安に満ちた社会の中、犯罪は裁きを受けることなく横行している」

「一連のスーダン政府と反政府武装グループの衝突の中で最近起こったムハジェリアでの戦闘によって、数千人にのぼる民間人が避難を余儀なくされ、多数が殺害された」

アムネスティは国連安全保障理事会に対し、 2007年末にUNAMIDがアフリカ連合スーダン派遣団(AMIS)から任務を引き継いだ際に約束した、UNAMIDへの必要物資の供給を確保するよう求めた。

「言葉だけでは足りない。ダルフールでの暴力をただ嘆いたり、装備が十分でない部隊を派遣したりすることは、何の役にも立ちはしない」と、タワンダ・ホンドラは述べた。
「UNAMIDは、ダルフールの人びとを守ると同時に自分たちの安全も守ることができるようにしなければならない。UNAMIDが配置されて1年以上も経つというのに、民間人が依然として危険にさらされながら暮らしている事実は到底受け入れがたいことである」

アムネスティは、部隊やその他の必要不可欠な人員をUNAMIDに派遣することを約束した国々に対し、派遣される人員の適切な訓練と速やかなダルフールへの派遣を確実に行うよう要請した。またアムネスティは、広く国際社会、特にUNAMID支援国グループのメンバーである中国、南アフリカ、エジプトに対し、影響力を行使し、UNAMIDが緊急に必要としている軍装備品がただちに供給されることを保証するよう要請した。特に米国、中国、ロシア、日本、オーストラリア、エジプト、南アフリカ、EU諸国は、ヘリコプターその他の必要不可欠な軍装備品のUNAMIDへの供給を約束し実行しなければならない。

*報告書「Empty Promises on Darfur: International community fails to deliver(ダルフールの空約束―約束を果たせない国際社会)」の全文はこちらからご覧いただけます。

アムネスティ発表国際ニュース
2009年2月17日

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