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ブラジル:リオの「ミリシア」に対する歴史的勝利を支えた勇気と熱意

2009年3月11日
国・地域:ブラジル
トピック:
3月10日、「ミリシア(民間武装組織)」として知られ擬似警察として違法な取締りを行っている組織の構成員10人に対して有罪判決が出た。リオデジャネイロ全域のファヴェーラ(スラム街)にはびこるこうした組織に対するこの判決は、州内における人権を守るための闘いにおいて象徴的な勝利となった。

死の脅迫をうけながらも、多くの判事、検察官、警察官、州議会議員が勇気と称賛に値するプロ意識を示したのだ。彼らの偉業は、ブラジルにおける組織犯罪、政府の汚職、人権侵害との闘いでひとつの指標を打ち立てた。

有罪判決を受けた10人のなかには、元州議会議員と元市会議員の兄弟も含まれていた。両人とも武装犯罪集団を組織した罪で10年6カ月の刑を宣告された。元警官のひとりは2008年後半にバングー第8刑務所の正面玄関から脱走し、不在のまま判決が出された。

同時に、連邦政府と市民社会の合同組織である法務省の個人保護評議会(CDDPH)は、「ミリシア」の拡大について公聴会を開くよう、米州人権委員会に求める意思があることを示した。

昨年行われた「ミリシア」に対する議会の調査にもとづいた勧告を実行する一方、この画期的な事例を礎として、今こそ連邦政府と州政府が協力体制を確立することが不可欠である。同様に、「ミリシア」の拡大に対する闘いに挑んでいる人びとの安全を保障し、そうした団体がその任務を成功させるために必要な援助を与える必要がある。

背景情報:
「ミリシア」は、非番の警察官や刑務所の看守、消防隊員などで構成されている。こうした民間武装組織はファヴェーラから麻薬の売人を追放したものの、今や地域を暴力で支配する一方、ガスや交通、ケーブルテレビその他のサービスまでをも手中におさめ、安全を保障する代わりに金銭を巻き上げている。彼らは人びとを恫喝することで特定の政治家への得票を保証して政治的な権力をふるい、それが非難の的になっている。こうした民間武装組織は以前もリオデジャネイロに存在したことがあったが、2006年12月、100を超えるファヴェーラが民間武装組織に攻め込まれたのを機に急拡大していた。

アムネスティ発表国際ニュース
2009年3月11日

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