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中国:投獄中の四川大地震活動家の控訴を棄却

2010年7月 8日
国・地域:中国
トピック:
アムネスティ・インターナショナルは、四川大地震で亡くなった子どもの数およびその子どもたちの死の原因となった汚職の公表を試みた中国人活動家に対する5年の刑の判決を、6月9日に中級人民法院が支持したことを非難する。

四川省成都市中級人民法院は、「国家権力の転覆を扇動」したとして譚作人(Tan Zuoren)に下されていた5年の刑の判決を、わずか10分間の審議で支持を決めた。

「裁判および控訴手続き全般が極めて不公正で、政治的思惑が働いていた」とアムネスティのアジア太平洋局副部長キャサリン・バーバーは述べた。「中国政府は、譚作人を釈放し、本国の訴訟手続きすら無視した不透明な政治的思惑による起訴や裁判を使った社会運動家や反汚職運動家への口封じをやめるべきだ」。

譚作人の妻は控訴審の傍聴を許可されたが、裁判所の外で待っていた長女は2名の警官によって連行された。これにより、当局は集まっていた支援者を威嚇しようとしたとみられる。

環境保護家であり、人権活動家でもある譚作人は、2008年5月の四川大地震で崩壊した学校に関する独自の報告書とともに、亡くなった子どもの名簿を発表するつもりである、と表明した後の2009年3月28日に拘禁された。

2009年8月に行なわれた譚作人の裁判は、中国の刑事訴訟手続きを無視した極めて不公正なものであった。弁護側の証人は証言を、そして弁護士団は弁論および証拠提出を妨害された。弁護側証人として証言を予定されていたで著名な芸術家、艾未未(AiWeiwei)は、裁判が終わるまで治安部隊に拘禁され、病院での治療が必要となるほどの暴行を受けた。

刑が確定したのは、中国政府による「インターネット上の国民の言論の自由の保障」を推進する白書ないし政策文書を中国国務院が発表した翌日のことだった。この白書では、「法に基づき、国民には知る権利、参加する権利、知らされる権利、監視する権利がある」ことも強く主張されている。

「譚作人は、まさにこのような基本的権利を行使していたに過ぎない」とキャサリン・バーバーは述べた。「譚作人のような人権活動家に対する起訴が続いていることは、中国国内の言論の自由における約束とその実行の間に隔たりがあることをはっきりと示している」。

当初の起訴では譚作人の四川大地震関連の活動に触れていたが、最終的な判決では、1989年6月4日の天安門事件の虐殺に対する追悼を、海外のウェブサイト「自由の炎(The Fire of Liberty)に2007年に日記として書き込んだこと、および天安門事件の学生リーダーで国外追放されている王丹(Wang Dan)とのメールのやり取りに重点が置かれていた。

アムネスティ発表国際ニュース
2010年6月9日

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