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ミャンマー(ビルマ):ビルマ政府は政治囚を釈放しなければならない

2010年10月 1日
国・地域:ミャンマー(ビルマ)
トピック:
「サフラン革命」の暴力的な弾圧の3周年に際し、アムネスティ・インターナショナルはビルマ政府に平和的行動を理由に逮捕されたすべての政治囚を即時・無条件に釈放することを求める。

ビルマ当局は現在、2200人を上回る政治囚を拘禁し続けている。この人数は、燃料や日用品価格の急騰に反対した2007年8月の抗議行動が行われる以前に拘束されていた人数の2倍以上にあたる。

「ASEANに加盟しているビルマの近隣諸国を含む国際社会は、同国における、自由で、公正で、包括的な選挙を求め続けてきたが、何千人もの政治囚の窮状は見過ごされてきた」と、アムネスティのビルマ調査員ベンジャミン・ザワッキは述べた。

アムネスティは、拘禁されている人びとの大多数が、単に表現、集会、結社の自由を平和的に行使したために処罰を受けている良心の囚人であると考える。

ビルマ政府は、政治的弾圧と組織的暴力を背景に、2010年11月7日に20年間で初めての選挙を実施する予定である。2010年3月に制定された選挙関連法の下では、政治囚は選挙に参加することも、いかなる政党に在籍することもできない。

一方に軍部と複数の軍政の代理政党、他方に武装少数民族グループと国民民主連盟および少数の新野党、という2者間のパワープレイに、過去数カ月間、国際的な注目が集まっている。

「長期にわたるビルマの政治囚の問題は、依然として同国の政治的な行き詰まりの中心を成している」と、ベンジャミン・ザワッキは述べた。「これらの囚人たちは、政治的反対勢力の相当な部分を占めている」。

2007年8月と9月、僧侶に率いられた何万人もの抗議者たちが、経済や政治の改革を要求して街頭で抗議を行った。この抗議は、1988年の民主化要求デモ以来の、ビルマ政府に対する国民の不満の最大限の表れであった。

全国に広まったこの平和的なデモは、2007年9月末、当局により暴力をもって弾圧された。この弾圧で、少なくとも31人(おそらくは100人以上)が殺害され、さらに多くが負傷した。また、少なくとも74人が行方不明となり、数千人が拘束された。

残忍なこの弾圧は、国連安全保障理事会、国連人権理事会およびASEANによる前例を見ないほどの強い反感や変革要求の表明を含む、国際批判を招いた。

だが、いわゆる「民主主義へのロードマップ」の一環として、20年間で初めての選挙を準備しているにもかかわらず、ビルマ当局は政治的反対勢力を抑圧し続けている。

「ビルマ政府が、2200人以上の政治囚を獄中や選挙運動・投票ができない場所に拘束しながら、選挙を実施すれば民主主義的信任を得ることできると考えているとすれば、信じられないことだ」と、ベンジャミン・ザワッキは述べた。「国際社会は、こうした行いはいかなる真の民主主義へのロードマップとも相容れないことを、ビルマに指摘すべきである」。

ビルマの政治囚は、嘆かわしい状態で拘束されている。

労働運動家スースーヌウェ、僧侶の指導者で活動家のウーガンビラ、88年世代学生グループのメンバー、ミンコーナイン、テイチュエ、ミィミィ、コーミャエー、ゾーテッコーコーといったサフラン革命に参加した人びとの多くは、健康を害している。

過去2年間に少なくとも238人の政治囚が、極めて遠方にある刑務所に移送され、親族、弁護士との面会や、医療を受けることを禁止されている。拷問やその他の虐待の報告が広まっている。赤十字国際委員会は2005年末以来、ビルマの刑務所と接触することを拒否されている。

「今回のサフラン革命3周年にあたり、アムネスティは世界の指導者たちに、ただちにすべての政治囚を釈放し、選挙の期間中ならびに選挙以後も人権擁護を保証するよう、ビルマ政府に要求することを求める」とベンジャミン・ザワッキは述べた。

アムネスティ発表国際ニュース
2010年9月23日

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