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アルジェリア:政府は平和的なデモを許さねばならない

2011年2月17日
国・地域:アルジェリア
トピック:変革を求める中東・北アフリカ
首都アルジェでデモが禁じられたとの報告がされる中、アムネスティ・インターナショナルはアルジェリア政府に対し、12日に計画されている全国規模の反政府デモを弾圧しないよう求めた。

19年間続く非常事態宣言の解除と、市民社会とメディアのさらなる自由を要求する「民主的改革」を求めるデモが、新たに結成された変革と民主主義のための連盟(Coordination for Change and Democracy)、野党傘下の組織、労働組合、人権団体らによって計画されている。

「アルジェリアの人びとは、自身の意見を自由に述べ、アルジェおよび他の地域で平和的な抗議を行うことを、許されなければなりません。反対意見を抑圧するために、アルジェリア当局は19年間続く非常事態宣言を盾にとることはできないのです」とアムネスティは述べた。

「私たちはアルジェリア当局に、デモに対し過剰な武力を行使しないよう求めます。」

アルジェリア当局によると、物価の上昇や、失業および劣悪な住宅状況が引き金となってデモが暴力化した1月はじめの暴動で、3人が死亡し、800人が負傷し、1000人が逮捕された。機動隊は暴動を防ぐために、警棒や催涙ガス、実弾を使用したと報じられている。

1月8日、ムシラ行政区域における警察との対立の最中に銃撃された男性が、アイン ・エル・ハジャールの町で死亡した。

また同日18歳の男性が、アイン・エル・ハジェールの警察署を破壊しようとした抗議者たちを抑止した治安部隊によって射殺された。

3人目の犠牲者の男性は1月7日、ティパズの行政区域のブー イスマイルで怪我のため死亡した。医療関係者の情報によると、彼は催涙弾で顔を撃たれていた。
「デモの参加者たちは、ただ彼らの不満を平和的に表明しようとしているだけです。アルジェリアの人びとは、銃弾ではなく改革を望んでいるのです。」

「アルジェリア当局はまた、すべての死傷者に関する徹底的かつ公平な捜査をただちに始めなければなりません。当局は、公的秩序を維持する責任を負っていますが、人びとが表現や集会の自由の権利を行使するのを防ぐために、これを利用してはならないのです。」

来たるべき抗議をとりまとめるために1月に結成された、変革と民主主義のための連盟は、1992年から施行されている非常事態宣言を解除すること、およびデモの最中に逮捕された人びとと良心の囚人たちの釈放を要求している。

当局はここ数週間で、未成年者を中心に数百人の拘禁者を釈放したと述べた。

「彼らの釈放は歓迎すべきことですが、当局は彼らが拘禁中に虐待と拷問をうけたという報告を調査しなければなりません。」

アブデラジス・ブーテフリカ大統領は2月3日、非常事態宣言は「近い将来」に解除されると述べた。しかし具体的な日付は発表されていない。

1992年2月9日、イスラム救国戦線(Front islamique du salut)が勝利すると予想された、アルジェリア初の複数政党選挙の2度目の選挙のキャンセルにともない、12カ月間の非常事態宣言がアルジェリア当局によって課された。1年後、非常事態宣言は無期限に延長された。


アムネスティ発表国際ニュース
2011年2月11日

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