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中国:当局による取り締まり、中東での抗議に対する懸念を映し出す

2011年2月28日
国・地域:中国
トピック:危機にある個人
明らかに中東各地の抗議運動に触発された反政府デモを阻止しようという意図で標的にされた100人以上の活動家に対する拘束や脅迫を止めるよう、アムネスティ・インターナショナルは21日、中国当局に対して強く求めた。

拘束されたり、様々な形態の自宅軟禁あるいは監視の下に置かれた人びとの中には、十数名以上の著名な人権派弁護士も含まれている。

ソーシャル・メディアを通じて広まった、チュニジアの「ジャスミン革命」の中国版を実現しようという匿名の呼びかけがなされた後に、今回の取り締まりは行われた。

「今回の一連の拘禁は、大変憂慮すべきことであり、北アフリカや中東での出来事を恐れ、見当違いの反応をしたものと思われます」と、アムネスティのアジア太平洋部長、サム・ザリフィは語った。

「政府の政策を批判することを考えていると推測されるのみの人ですらも、簡単に法律を無視して監禁できると中国政府は考えているようです。これは、憂慮するべき傾向であり、この傾向はますます強まるばかりです。」

2月17日、米国を拠点にするニュース・サイトの博訊新聞網は、2月20日に中国全土で中国の人びとが抗議行動を起こそうという匿名の呼びかけについて報じた。

この抗議行動の呼びかけについてのニュースは、ツイッターやブログを通じて急速に広まり、「我々は食料が欲しい。仕事が欲しい。家が欲しい。公正さが欲しい」と訴えるよう、参加者に強く呼びかけた。

警察は今のところ何の説明もしていないが、取り締まりの標的になった人びとの家族や友人は、今回の取り締まりは、この抗議の呼びかけが原因ではないか、と語っている。

「何の罪も犯していない人びとを逮捕することは、不信感を植え付け、恐怖感を広める、結果安定を損なうだけです」とサム・ザリフィは語った。

「中国の指導者達がこの取り締まりを止め、すべての中国人の生活をどう向上させるかについて、自らの国民と建設的で平和的な討論を始めることを私たちは願っています。」

取り締まりの標的になった弁護士たちの数人は、今も続いている自分の家族への違法な自宅軟禁の様子を密かに撮影したビデオ映像を最近公表した、元良心の囚人である陳光誠の件について話し合うため、先週北京で会合を持っていた。

弁護士たちは、釈放された囚人を違法な自宅軟禁状態に置く政府のやり方にどう対処するべきかについても話し合っていた。

北京の弁護士である唐吉田は、この会合から間もない2月16日に逮捕され、いまだに釈放されていない。

博訊新聞網の報道は、声を上げるかもしれない、いかなる人物に対しても弾圧を拡大するよう政府を動かしたと思われる。

警察は、19日に弁護士の江天勇を彼の兄弟の家から連行し、家族はそれ以来、江天勇と直接連絡が取れなくなっている。同日の夜、警察が再び訪れ、コンピューター一台と私物の一部を押収して行った。

警察は家族に、江天勇をある犯罪との関連で拘束していると語ったが、江天勇の消息については詳細を明かしておらず、法律上の書類も一切発行していない。

北京の法学者である藤彪と活動家の古川も同じ週末の間に逮捕され、四川を本拠地としているインターネット活動家の陳衛と冉雲飛も逮捕された。今のところ、誰一人として釈放されていない。

李方平や許志永をはじめとする、その他の著名な人権派弁護士も警察の監視下に置かれている。


アムネスティ発表国際ニュース
2011年2月21日

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