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メキシコ:政府は、三重殺人の後に標的とされている家族を守らなければならない

2011年3月10日
国・地域:メキシコ
トピック:危機にある個人
アムネスティ・インターナショナルは、殺害された人権活動家の3人の親族が25日に遺体で発見されたことをうけ、活動家の家族を保護するようメキシコ当局に強く要請した。

マレーナ・レイス、エリアス・レイスおよびエリアスの妻のルイーサ・オーネラスの遺体が、チワワ州シウダー・フアレスの東にあるガソリンスタンドで発見された。

3人は、2010年1月に正体不明の殺し屋によって殺害された活動家ヨセフィーナ・レイスの親族である。彼らは2月7日、武装した男たちによって連れ去られた。

ヨセフィーナの兄弟のルーベン・レイスもまた、2010年に銃撃されて死亡している。

「レイスさんの家族は、明らかに最も残酷なやり方で狙われています。今や家族のうち5人が殺害されました。メキシコ当局は、彼女の他の親族の安全を保証することを何よりも優先すべきです」とアムネスティ米州プログラム部長のスーザン・リーは述べた。

「当局はまた、早急に徹底的な捜査を行い、明らかにヨセフィーナ・レイスがメキシコでの暴力の激化に対して抗議の声を上げようとしたことを理由に引き起こされた、殺人事件の犯人たちを裁かねばなりません。」

2月7日、マレーナ・レイス、エリアス・レイスとルイーサ・オーネラスは、レイス兄弟の母親のサラ・サラザールとヨセフィーナ・レイスの娘と一緒にトラックで移動していたところを武装した男たちに止められた。

武装した男たちは、サラ・サラザールと幼い子どもをヴァル・デ・フアレスの道端に残し、3人を連れ去った。

サラ・サラザールは、ヨセフィーナとルーベン・レイスの殺害に関し正当な処罰がなされるように要求しているが、メキシコ当局によるこの殺人事件の捜査は、明らかな進展を示してはいない。

2月15日には、武装したギャングたちが手製の石油爆弾を使い、グアダルーペにあるレイス一家の家を焼き払った。

「当局はレイスさんの家族と話し合い、暴力に耐えている彼らを守るよう対策を行わねばなりません。そうしなければ、他の親戚をも危険にさらすことになりかねません」とアムネスティのスーザン・リーは述べた。

ヨセフィーナ・レイスはこの地域で、ギャングによる暴力行為と軍隊による人権侵害に対し積極的に抗議してきた。

2009年8月には、増加しつつある軍人による人権侵害に抗議するために、彼女はシウダー・フアレスで開催された軍事化と抑圧に反対するフォーラム(Foro Contra la Militarizacion y la Represion)に参加していた。

彼女の兄弟のルーベンは2010年の8月18日、グアダルーペ・ディストリート・ブラヴォス(Guadalupe Distrito Bravos)にある彼の家の近くで、食料を買いに行く途中に殺された。

メキシコでは2007年以来、組織的犯罪に関連した暴力事件が急激に増加している。

メディアによると、麻薬密売組織に関係した殺人事件が30000件以上発生しており、その多くはシウダッド・フアレスで起こっている。

フィリッペ・カルデロン大統領の政府は、麻薬密売組織と戦うために何千という連邦警察と50000人以上の軍隊の要員を、最も状況が悪い地域に動員している。しかし、暴力事件は減っておらず、また軍隊による権力の濫用が著しく増えていると伝えられている。


アムネスティ発表国際ニュース
2011年2月25日

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