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サウジアラビア:政府は平和的な抗議行動の禁止令を撤回しなければならない

2011年3月14日
国・地域:サウジアラビア
トピック:変革を求める中東・北アフリカ
3月11日に予定されている「怒りの日」における大規模なデモに対する暴力的な弾圧が懸念される中、アムネスティ・インターナショナルはサウジアラビア政府に対し、国内での平和的な抗議行動の禁止令を撤回するよう求めた。

抗議行動の禁止令が宗教団体と治安組織の支持を得て3月5日に承認された中、サウジアラビアの外務大臣サウド・アルファイサル王子は3月9日、「改革は抗議行動では達成されない」と述べた。

「政府は平和的な抗議行動を禁止するのではなく、国内の重大な人権政策の改革の要求に応えるべきです」とアムネスティ中東・北アフリカ計画副部長のフィリップ・ルーサーは述べた。

「政府は、国内の改革を求める声の高まりに耳を傾けなければなりません。」

サウジアラビアの「怒りの日」はフェイスブックを通じてオンラインで組織され、そのフォロワーは3万3000人を超えている。

先週末のマスコミの報道によると、抗議行動を厳重に取り締まるため、1万人のサウジ軍兵士が配備されるであろうと言われている。

抗議行動の禁止令は、Mutawa'een(宗教警察)の長官、最高ウラマー会議(宗教聖職者)、シューラ会議(国王によって任命される諮問機関)からも支持されたものである。

「サウジ政府が今度のデモを取り締まるため軍隊を配備しようとしているという報道は非常に気がかりです」とフィリップ・ルーサーは述べた。「政府はデモに参加しようと考えている人びとが街頭に現れるのを威圧しようとするのではなく、治安部隊を抑制し、平和的な抗議行動が行われるように許可すべきです。」

またアムネスティは、3月4日首都リヤドで抗議行動中に拘束された男性を釈放するか、もしくは起訴するよう当局に求めている。

ムハマド・アルワジは逮捕後、外部との連絡を断たれた状態で拘束されており、拷問の危険にさらされていると思われる。

デモの2日前にユーチューブに投稿されたビデオには、ムハマド・アルワジが君主制の崩壊と抗議行動への参加を呼びかける様子が映されている。

カティーフ市でシーア派囚人の長期化している裁判なしの拘禁を非難する抗議行動があった後、3月3、4日におよそ24人が拘束された。彼らは3月8日に告訴されずに釈放されたが、二度と抗議行動をしないと誓約したためだったと伝えられている。

■背景

ガザで起きたイスラエルの軍事活動に反対するデモの後、2008年に内務省は、サウジアラビア国内での抗議行動は禁止されたと述べたと報告されている。

アムネスティはデモを禁止するいかなる法的な文書も認識していないが、事実上サウジ政府はデモが行われることを許可していない。

無理に自白を引き出したり、「懺悔」を拒んだ者を罰したり、政府を批判しないことを強要するために、しばしば拷問が行われている。

隔離拘禁は多くの場合、自白が得られるまで続き、数カ月、場合によっては何年も拘禁されることがある。


アムネスティ発表国際ニュース
2011年3月10日

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